Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

いとなみ

ワンコインランチ(麦まる)

オフィス街はどこでもそうだが、八重洲地下街は昼時になると「昼食難民」であふれかえる。地上に戻れば「富士そば」「小諸そば」「松屋」「吉野家」等々ワンコインのお店が一杯あるものの、地下街の単価は比較的高い。グランルーフの1,000~2,000円級のお店…

新副都心、高輪ゲートウェイ駅

2020年に現状の品川・田町駅間に、新しい駅が開業する。山手線の新駅としては1971年の西日暮里駅以来というから、非常にエポックメーキングな話。東海道新幹線と建設が始まったリニア新幹線にほぼすべての経営資源を投入し回収を期待しているJR東海と異な…

田園調布、パスタR1(後編)

さて本日のワインだが、持ち込みができたということで、秘蔵の「オーパスワン」を出していただいた。2008年とあるから10年物で、長くワインセラーに入っていたもの。ラベルの薄いシミも、年輪を感じさせる。お店に頼んであらかじめデカンタージュしてもらっ…

田園調布、パスタR1(前編)

また誘っていただく機会があり、久し振りに夫婦で田園調布の駅に降り立った。駅の東側には長島茂雄氏が通ったと言う焼き鳥屋があるなど、小規模だが有名な店が並ぶ。それでもこの駅は西側が正面である。駅前から放射状に道路が伸び、緑も豊かでヨーロッパの…

Imperial Styleのビーフカレー

大仰な国際会議というのは気疲れするだけであまり面白くないのだが、あえてメリットをというと時折提供される食事。ケータリングを会議室に並べただけの簡素なものでも、さすがに美味しいものを選んでくれる。わざわざ日本を訪問している外国人だって会議に…

ラストチャンネル・メモリー

TV業界の視聴率戦争は有名だが、不毛な戦いのようにも見える。一時期視聴率不正騒ぎがあり、関東地区のモニター件数のあまりの少なさに、「そりゃ、買収とか偽装とか可能だよね」と思ったものだ。確か、600軒くらいだったと思う。その状況は変っていないのだ…

京料理、夏の椀物

僕は、なかなか本格的な和食を食べる機会がない。海外出張では、日本料理屋に入ることはほぼ無くなった。分厚い肉に疲れた時に入るとしても、居酒屋モドキで十分である。実業から手をひいてからは、会食という機会そのものが少ない。まして今付き合っている…

ハラル醤油の開発

和食文化を広めようという話は、ずいぶん以前からある。潜在的に、和食に対する世界の人たちの興味や期待は大きい。アメリカでは健康食として人気が出たし、同じように素材の味を楽しむイタリア人は好むという。食に関しては特に気位の高いフランス人ですら…

XEROXという名前

富士フィルムという会社は見事な転進を見せた企業として、経済史に名を残すだろう。名前からしてアナログフィルムが主力だったのだが、昨今のデジカメの普及やスマートフォンのカメラ性能の向上で写真用フィルムの売り上げは激減しているはずだ。 学生時代写…

南武線沿線の求人広告

JR南武線は、非常に地味な路線だという印象はある。若いころに一時期沿線に住んでいたことがあるが、混み具合もひどいし当時はまだ駅舎なども古い時代のままだった。もともとは、奥多摩などで採取した鉱石を川崎港に運ぶ貨物線だったとも聞いたことがある…

大崎ニューシティ、杵屋

霞ヶ関とのおつきあいが増えるにつけ、これまで訪れていたエリアが縁遠くなっていくのはやむを得ない。そんなエリアの一つが大崎駅周辺。かつてはソニーを始めとして多くの工場が立ち並ぶところだったが、この10年あまり高層ビルが建ち続けている。駅の南に…

ワンコインランチ(かつや)

牛丼チェーンの過当競争とその結果の低価格化は、消費者にとっては喜ばしいことである。そば・うどんチェーンについても同じだ。昨今は回転ずしにもその傾向が見られるようだ。もうひとつ、気が付いたのはトンカツ。ワンコインのトンカツランチが食べられる…

ワンコインランチ(はなまるうどん)

讃岐で、うどんが名物になった理由はわからない。学生の頃、宇高連絡船の船中で食べて美味しいと思った記憶は残っているが、もともとソバ好きなのでうどんに入れ込むことは無かった。讃岐うどんの特徴はコシの強さ、のど越しより噛み応えがあるのがいい。そ…

キャッシュアウト

またひとつ、Automated Teller Machine が淘汰される要因が加わった。来年4月から大手スーパー「イオン」がレジでのキャッシュアウトサービスを始めると発表したのだ。 http://news.livedoor.com/article/detail/14041682/ 例えば、カードで買い物の代金を…

サンキュー天丼

ごちそうだった天丼というメニューを大衆価格まで引き下ろした、「てんや」チェーンの功績は大きい。同チェーンを運営する「てんコーポレーション」は、もともと総合商社丸紅の部門だったが、「ロイヤルホスト」などを展開する「ロイヤルホールディングス」…

豪華な和朝食

国内出張の楽しみのひとつが、朝食。かなりお安いホテルでも地方なら朝食完備のところが多い。朝が比較的ゆったりできる出張日程なら、バイキングの朝食で好きなものを賞味できる。若いころはハム・ソーセージ・チーズ・ゆで卵などを好んでいたのだが、最近…

街中中華食堂の行方

炭水化物に炭水化物を加えて食べる「重ね食い」は、肥満の基になるという。アルツハイマーや認知症の原因になるという説もあり、僕くらいの年齢になると強迫観念に襲われる。驚いたことに、たこ焼きやお好み焼きでライスを食べる人もいるらしい。 外食チェー…

Automated Teller Machine の行方(5/終)

日本のATM文化は韓国、台湾などを経て、10年ほど前から中国本土へ伝わった。なにしろ13億人の国である、需要は無尽蔵にあった。それが、今急速に熱が冷めつつある。最大の理由は、一気に進んだキャッシュレス社会化である。https://style.nikkei.com/article…

Automated Teller Machine の行方(4)

1990年代に「金融Big-Bang」という言葉が飛び交い、「護送船団方式だった日本の金融業界に自由競争が入ってくる」と期待も不安も入り混じった思いで関係者は何が起きるか見守っていた。今にして思えば、外資系が多少参入してきただけで大した変化はなく、む…

Automated Teller Machine の行方(3)

登場したころ1,000万円ほどしていたATMの導入コストも、他のICT機器ほどではないが徐々に下がってきて、現在は200~300万円くらいらしい。価格を維持したいメーカー側としては、高機能器をいろいろ考えるのだが、膨大な札びらを高速で1枚毎に仕分け、真贋鑑…

Automated Teller Machine の行方(2)

1970年代には、多くの金融機関でATMの設置が進んだ。その結果、銀行では利用者を3区分して考えるようになった。 ・90%の利用者はATMで対応する。いわばルーチンのお客さん、 手間をかけるべきでない相手。 ・9%の利用者は窓口へ。公共料金支払いなど単純…

Automated Teller Machine の行方(1)

日本にはおおむね15万台ほどのAutomated Teller Machine(ATM:現金自動預け払い機)があるという。ゆうちょ銀行が3万台近く、セブン銀行は2万台あまり、共同運営会社のイーネットとローソンが1万台強、銀行は最近では台数を減らしメガバンクでさえ5000台…

ワンコインランチ(直久、川崎駅)

この20年ばかり、JR川崎駅とその周辺の変貌は著しい。北口には東芝の事業所が並んでいて企業城下町・・・というか町工場のあつまりみたいだったのが綺麗に整理され、ラゾーナという巨大ショッピングセンターが開業しオフィスビル、マンションなどが立ち並んで…

Point of Sales(4/終)

クレジット・カード対応、電子マネー対応、種々のポイントシステム、セルフレジ機能等々POS端末の進化は続いてきた。とはいえそれらはマイナー・チェンジのような気がする。本質的には、専用機が商品の流通時点での情報を取得し、それを整理するというも…

Point of Sales(3)

小売業の成功要因の8割は「仕入れ」に掛かっているように思う。いかに売れるものを仕入れ売れないものを仕入れないか、である。売れないものは調達費用を回収できないだけでなく、売り場を占拠して時間×場所を空費させたというロスを生む。場合によっては、…

Point of Sales(2)

米国でスーパーマーケットなる業態が商品流通のかなりの部分を占めるようになってきた1953年、日本でも「京阪ザ・ストア」が京橋駅前に開業していてこれが日本のスーパーの最初と言われている。米国で1970年代には商品のバーコード管理が普及し、POSシス…

Point of Sales(1)

いわゆるPOS端末というものには、皆さんも毎日のようにお世話になっているはず。コンビニで、スーパーで、レストランで、ガソリンスタンドで・・・。大手スーパーではセルフレジも増えて来た。クレジット・カードや電子マネーにも対応し、相応の進化を遂げて…

ワンコインランチ(合同庁舎2号館)

桜田門から南へ歩道をわたると、そこが警視庁。「相棒」などの刑事ドラマでよく映像として出てくるが、夏でも冬でも棒を持ち、場合によっては台の上に乗って厳めしい顔の警官が立ち番をしている。その南隣にあるのが合同庁舎2号館。総務省、国交省などが入…

旅行業界のデジタライゼーション

格安旅行会社「てるみくらぶ」の経営破綻は、旅行業界としては最大級の負債(151億円)を抱えてのものだった。ちょうど春休みの行楽シーズンで、36,000名あまりの消費者に影響が及んだ。さらに4月に入社する予定の内定者が50名もいたことに驚かされる。現在…

吉野家の夏メニュー

このところ外食チェーン店が「ヘルシー・メニュー」を看板に掲げ始めている。ニューヨークやワシントンDCを歩いていると、コニシキのような体形の人物に遭遇する。歩道ですれ違うのもはばかられるくらいの「幅」である。このような肥満をもたらしている原因…