Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

Imperial Styleのビーフカレー

 大仰な国際会議というのは気疲れするだけであまり面白くないのだが、あえてメリットをというと時折提供される食事。ケータリングを会議室に並べただけの簡素なものでも、さすがに美味しいものを選んでくれる。わざわざ日本を訪問している外国人だって会議に倦んでいるいるはずだから、まずいものでも出されたら一気に日本の印象を悪くする。つまり、これにも国威がかかっているというわけ。

 
 今回の会議の場所は「帝国ホテル」、お金のある民間団体の主催だとこういうところになる。政府機関だと三田の共用会議所あたりが最上級で、ここまではこない。まあ税金でやるのだから、それもやむを得ないだろう。

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 午前中の主な会合は、日本人が12人(これには米国企業の日本人も含む)、米国人は2人だけだった。通訳さんは一人いるが、同時通訳の設備はない。相談の結果、2人の米国人の間に通訳さんに座ってもらい、日本語の発言を「ウィスパー」という手法で伝えてもらうことにした。
 
 米国人の発言は、おおむね全員が理解できるだろうとの事務方判断。これなら逐語通訳より時間を節約できる。英語が他の日本人ほど得意ではない僕は、英語脳を振り絞って2時間の会議に耐えた。・・・で、ようやく会議が終わり、ランチタイム。疲れ切ってランチ会場に行くと、バイキング方式だった。列に並ぶのは面倒だが、好きなものを選べる点はいい。とってきたのは画像のような2皿。
 
 お刺身3切れ、トマト、ブロッコリ、ハム、チーズカナッペ、小エビ、パセリと魚のマリネにサンドイッチ2切れをとってきたところで、隣の人が「帝国ホテルのカレー」が評判だと話してくれて、持ってきたのがもう一皿。ツウの人によると、帝国ホテルのビーフカレーや野菜カレーは超一流らしい。
 
 ランチで食べると2,500円はするし、ディナーセットだと5,000円は下らない。この機会に味わっておいた方が、と隣の人が勧めてくれたのだ。それでもアマノジャクな僕は、ライスカレーではなく平打ちパスタ(タリアテッレ?)にカレーソースを掛けてきた。まあカレーうどんのようなもの。
 
 ビーフの塊がゴロゴロ入っているし、香り高くマイルドな味わい。なるほどさすがだね、と思いました。今度、ランチにでも来てみますか。
 
<初出:2017.9>