Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

オーストラリアからの客

今年は、これまでにも増して海外に出かけることが多くなった。もっぱら増えたのは夫婦での旅行ではなく、仕事の方。初めて行ったカナダのトロントは、涼しくて清潔でとても印象深かった。同じく初めて行ったイタリアのトリノ、街中食堂の田舎ワインはとても…

アメリカンクラブの忘年会

現業からは手を引いているので、社内の宴会は基本的に遠慮している。しかし外部からのお誘いでは断れないものもあって、今年の「忘年会」は2度出かけた。そのうちのひとつは、某外資系の人が主催してくれたもの。彼の交友関係者50人以上が集まった。 場所は…

レッドオーシャンでのソーセージ戦争

ようやく円安効果(?)が消費者のところまで届いてきたのか、昨年の天候不順や災害による品薄なのか、食品の高騰が止まらない。そんな中で、ソーセージの価格下落に関する記事があった。消費者からすれば安い方がいいので歓迎なのだが・・・ http://toyokeizai…

プーさんとティガー

トランプ米国大統領が、初めてアジアにやってきた。まず日本で安倍総理と2度ゴルフに興じ、天皇にも拉致被害者にも会った。次に韓国に行き文大統領と会談、竹島(独島)エビを食べ慰安婦だった女性にも会った。そしてついにメインイベント、中国に乗り込ん…

完全雇用経済(日本編)

前項で、米国は失業率5%未満でほぼ完全雇用状態にあると書いたが、日本はといえばもっとすごい完全雇用状態(失業率3%)にある。政府はGDP600兆円などとアドバルーンを打ち上げ、新産業振興に力を入れている。当面実現可能性が低くなったTPPは別と…

完全雇用経済(米国編)

トランプショックなのか、円安が急激に進んだ。ほぼ10日間で10円動いたのは、黒田バズーカ以来のことらしい。連動して日本株も上昇しているが、エコノミストによるとこれは単純に円安だからではないらしい。トランプ政策の一丁目一番地は、米国内雇用増であ…

NEDO助成金詐欺疑惑(後編)

もうひとつの問題は、助成金を出した側にあるような気がする。今回の事件の対象ではないスーパーコンピューターを例に取るのはもうしわけないような気がするが、例の「2番じゃだめなんですか」という有名なせりふがあるので引用させてもらおう。スーパーコ…

NEDO助成金詐欺疑惑(前編)

新聞・TV等各メディアが「スパコン助成金詐欺」と書きたてていることには、少しコメントをしておきたい。現時点での容疑は、メモリーデバイスに関する助成金詐欺容疑である。このデバイスは、同社(社長)を有名にしたスーパーコンピューターに使われたもの…

グロリア・レジデンス

今年も押し詰まってきた。昨年末、ほんの思い付きで「Best Hotel of the Year」を選ぶことにして、昨年の大賞はフランクフルトの「アディナ・アパートメント」に贈ったのだが、今年もそろそろその選定作業に入らなくてはいけない。11月に1年半ぶりにお世話…

アディナ・アパートメント

今年もできるだけ遊んだ。特に、フランクフルトへの2度の滞在旅行は素敵だった。何しろ青い日系航空会社が、2往復/日を飛ばしてくれるのは大変便利。以前は乗り継ぎ空港と考えていたのが、街にも十分魅力があることがわかっておすすめの旅行先になった。…

レンタカーもシェアリング

米国事情のレポートによると、とうとうレンタカー業界にもシェアリング・エコノミーが台頭してきたようだ。レンタカーそのものがシェアリング・エコノミーだという話ではない。事業者に限らない個人が持っているクルマを登録しておき、使っていない時間帯に…

アスコット丸の内東京

年末の忙しい時期だが、夫婦で東京に出かける用事ができて、この際だからと都心で一泊することにした。利便性を考えて丸の内近辺で探してみると新しいホテルがいくつも検索できた。10年以上前から、丸ビル、新丸ビルの建て替えに始まり、東京駅前郵便局が「K…

国際会議のディナー

国際会議もいろいろで、霞ヶ関主催のものは簡素なことが多い。僕などはそれに慣れてしまっているし、生来が田舎者で「社交界」とは縁遠い生まれ育ちであるから別に違和感はない。逆に民間やその(国際)連合体が企画するものは豪奢だと思う。企業からの寄付…

外食チェーンの定期券

レッドオーシャンでの(血まみれの)競争が続く牛丼業界、人件費の高騰や円安の定着によって粗利率は下がっているだろうが値上げは難しい。もう打つ手はないかなと思っていたら・・・考えるものである、今度は「定期券」ときた。この定期券、吉野家だけでなくは…

メリークリスマス

これまで3度、ベルギーに仕事で出かけている。偶然だがそのうち2度はクリスマス・シーズンだった。有名な観光地「グランプラス」は大きな広場だが、そこに厩のセットができていてマリアが生まれたばかりのイエスを抱いているところを、観光客が盛んに写真…

ダイバーシティの総本山

ベルギーの王宮からBelliatd通りを東へ500~600m。ここに、欧州委員会に属する建物のひとつがある。真ん中がガラス張りの天井で、中央ロビーには陽が降り注ぐ構造になっている。もっとも冬には陽が低い上に晴天は少ないので、その恩恵を受けられる可能性は低…

新鋭戦闘艦は撃たれ弱い

6月に米海軍のイージス艦「フィッツジェラルド」がタンカーと日本近海で衝突、7名の犠牲者をだしたばかりというのに、今度はマラッカ海峡でイージス艦「ジョン・マケイン」(約8,300t)がリベリア船籍のタンカー「アルニックMC」(約30,000t)と衝突、10名…

核兵器の一撃を受けたなら

北朝鮮の「火星12号」が北海道上空を通過、約2,700km飛んで太平洋に落ちた。Jアラートがウルサイと怒った人や、防災行政無線が稼動しなかった町、「青森には地下なんかないぞ」とのツイートなど、それなりに騒動を巻き起こした。ミサイルに耐える頑丈な建物…

ウィーンのクリスマス

暗くて長い夜を迎える冬のヨーロッパ、この時期ウィーンの日の出は午前7時半、夕方午後5時には陽が沈む。ディナーの約束午後6時半に余裕をもってホテルを出たのだが、当然真っ暗。付近の目抜き通りには、赤い大きな玉が吊るされていて、光のイルミネーシ…

ワインバー「シューベルト」(後編)

ふと天井を見ると、複製かどうかは分からないが天使を描いたフレスコ画があった。音楽家シューベルトとは無関係だろうが、何か荘厳な気持ちになる。さりげなく歴史が僕らを見下ろしている感じだ。そして二皿目として運ばれてきたのはミネストローネ、野菜ス…

ワインバー「シューベルト」(前編)

ウィーンでの会議も終わり、今夜は日本人だけでディナーとすることになった。選んでもらったのは、旧市街の北西にあたる「ショッテンツール駅」に近いワインバー。この駅は複数のトラムやUバーンが乗り入れる大規模乗り換え駅で、リンクと言われる幅の広い…

やっぱりシュニッツェル

この日の予定を終わり、明日が本番の会議である。近くのスーパーでビールとワインを買い込んできた。滞在中全部飲めるかどうかは分からないが、面白そうなものだったのでちょっと多めに買った。今回選んだのは、メルクールというホテルチェーンのひとつ「Mer…

怪しげなルフトハンザのおじさん

青い日系航空会社のフライトは、フランクフルト空港にほぼ定刻に着いた。6月はミュンヘン空港で40分というアクロバティックな乗り継ぎをしたのだが、今回は70分ある。大きな空港で、日本からの便がついたゲートBからは、長い地下道を通っていかないとゲー…

ユリウス・マンイル

ウィーン空港に着いたのは、現地時間午後7時前。日の短いこの時期、とっぷりと暮れていたけれど慣れた空港バスを使って旧市街の端、モルゲンプラッツまではノンストップで20分ばかり。定宿「マイプレイス」に近いところに今回のホテルはとってある。小雨の…

名探偵あるところ・・・の街

ミステリーの舞台となった街はどこが一番多いか?興味はあるが、これは「Unsolved Problem」だろう。GoogleかAmazonが全ての書籍をデジタル化して、AIがそれを読了してくれるようなら、数えられるかもしれないが。米国はだだっぴろいし、地方都市がそれなり…

右肩上がり経済の残滓

日本郵政が野村不動産の買収を企画しているらしい。旧郵政省は駅前の一等地に多くの拠点を持っている。東京駅丸の内南口前の郵便局は、外観を残しながら、高層ビルKITTEになった。この不動産資産規模は計り知れない。元国営事業が民営化される時には、(ボー…

どちらの立場で参戦?

第二次欧州大戦が始まった頃の笑い話をひとつ。ある日、ポーランドをソ連と分割し英仏相手の西部戦線の想を練るヒトラーの下へ、副官が駆け込んでくる。「総統!イタリアが参戦しました。」という。ヒトラーは落ち着いたもので「2~3個師団送って、適当に…

泡盛離れ

沖縄は大好きで、何度も通っている。物価は安いし、特産のもの(島ラッキョウ等)も美味しい。最初のころは、泡盛も飲んでいた。「美味しんぼ」でも、古酒の良さは紹介されていたし、現地で飲めばうまいだろうと思っていたからだ。実は一人暮らしのころ、40…

北谷へのサイクリング

沖縄の定宿「ムーンオーシャン宜野湾」滞在中に、レンタサイクルを使って近くに出かけることもある。一度、普天間基地を1周しようとでかけ、その坂道に閉口したこともある。まあ、普天間宮に参詣できたのは良かったが。サイクリングするには、宜野湾バイパ…

小さな水族館

沖縄には「美ら海水族館」という巨大な施設があって、人気を集めている。僕ら夫婦も一度訪れていて、そのスケールに感動した。ジンベイザメがゆったりと泳ぐさまは、飛行船が飛んでいるような錯覚さえ起こさせる。ただこの水族館は、あまりにも遠いのが難点…