Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

吉野家の夏メニュー

 このところ外食チェーン店が「ヘルシー・メニュー」を看板に掲げ始めている。ニューヨークやワシントンDCを歩いていると、コニシキのような体形の人物に遭遇する。歩道ですれ違うのもはばかられるくらいの「幅」である。このような肥満をもたらしている原因は、ハンバーガーなどの外食チェーン・メニューにあると言う。

 
 昨日霞ヶ関ビルに行った時、「バーガー・キング」の前を通りかかった。ダブルチーズバーガー+フライドポテト+コーラで500円、ワンコインランチである。老齢のNINJAが食べれば翌日動けなくなりそうなカロリー量なので、とても手が出ない。
 
 吉野家をはじめとする牛丼チェーンの売り物も、ある意味非ヘルシー・メニューと思われている。そこで吉野家では「ベジ丼」などを投入しているのだが、これはあまりそそられない。そこで夏メニュー限定ではあるが、夏が来ると一度は食べるのが「麦とろ定食」。

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 子供のころ、ネバつく山芋に苦労しながらもすりおろすのを手伝った記憶がある。理由は、とろろご飯が食べたいから。芋の皮をむき、すりおろすのは結構大変だった。今は、カウンターに座って注文すれば食べられるのだからありがたいお話である。
 
 手前左から、ご飯の上に麦が乗ったもの、味噌汁、オクラとメカブのあえもの。奥の左手が牛皿、右手が今回の主役とろろである。これで580円なり。麦飯というのは米に麦を混ぜて炊いたものだと思うが、ここでは普通の(牛丼用の)米飯に麦をトッピングしている。麦飯を別途炊くコストはかけられないのだろう。そこで、消費者の側が食べ始める前に飯椀の中をかき混ぜることになる。
 
 オクラ・メカブは去年もあったのかどうか、定かではない。しかし食欲減退の夏場には、とろろと合わせて「さん練り」という料理もあるくらいだから、強力な助っ人。味噌汁や牛皿は普通のものだが、ちょっと醤油を垂らして麦混ぜ飯に掛けるとろろは懐かしい味でした。
 
<初出:2017.8>