Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ワンコインランチ(合同庁舎2号館)

 桜田門から南へ歩道をわたると、そこが警視庁。「相棒」などの刑事ドラマでよく映像として出てくるが、夏でも冬でも棒を持ち、場合によっては台の上に乗って厳めしい顔の警官が立ち番をしている。その南隣にあるのが合同庁舎2号館。総務省国交省などが入っている。

 
 民間の人間は「霞ヶ関」というと特殊な世界だと思うが、(それはある意味正しいのだが)働いている個々人を見ると普通の人である。勤労人口も多いので、大手町以上の「昼食難民」が出ることも予想される。会合が12時ころに終了して、民間人が帰ろうとしてエレベーターを待っていると満員で乗れないということも良くある。
 
 実は多くの官庁で地下等に食堂が営業している。僕も何度か利用したことがあり、今回久しぶりに行ってみた。もちろん食堂はいくつかあり、選んだのは2号館地下の「麺食堂」。

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 うどん、そば、丼もの、カレーという品揃えは「富士そば」などとおおむね同じ。お値段も「富士そば」並みと思ってもらえば間違いはない。目立ったサービスはというと、麺にだけ日替わりサービスがあって、大盛り無料の曜日、ゆで卵サービスの曜日などが設定されている。
 
 券売機で食券を買うのだが、今日は「かつ丼」、500円なり。水やお茶はセルフサービス、オーダーして出来上がるのにしばらくかかるので、その間に水を持って席についている。「かつや」のようにカツを揚げている風情ではないが、やや時間がかかる。2~3分で出来上がったのがこれ。
 
 味噌汁は薄い味付け、特にどうということはない。サラダは街中のそばチェーンでは見られないものだが、これも味など「まあ、こんなものですね」という程度。カツは「かつや」には到底及ばず、「富士そば」クラス。玉ねぎや玉子は火を通しすぎていて、ちょっと残念。もっと残念だったのは、ご飯が水っぽかったこと。多分カツを煮るときにダシを入れ過ぎたのだろう。
 
 結論としては、サラダが付くなど栄養に配慮しているのはわかる。当然社内食堂としての助成はあるだろうから、材料費には余裕があるはずだし・・・。問題は調理ですね。文句を言われない社員食堂ゆえの、不精進が目につきます。高級官僚もこういうものを食べているのかと思うと、やや気の毒な気がしました。
 
<初出:2017.8>