ごちそうだった天丼というメニューを大衆価格まで引き下ろした、「てんや」チェーンの功績は大きい。同チェーンを運営する「てんコーポレーション」は、もともと総合商社丸紅の部門だったが、「ロイヤルホスト」などを展開する「ロイヤルホールディングス」の傘下に移り、現在は同社の連結子会社である。
海外も含めて、160店舗あまりがあるが、６割近くが東京都にある。地方に出張した時は、まずお目にかかったことはない。僕のオフィスの近辺には、東京駅丸の内北のガード下と、八重洲地下街にある。あとは、新橋烏森の店には入ったことがある。
東京駅丸の内北のガード下には、ランチを食べられる店がいくつも並んでいる。その一番東京駅よりに、いつの間にか開店しているのを見つけた。確か以前は日本蕎麦屋だったはずだが、蕎麦は同じガード下にある「なか卯」でも食べられるので、今の方がありがたい。
月に一度18日が「てんやの日」だそうで、どの店舗でも通常500円の天丼が、「サンキュー天丼」として390円になる。それが、この丸の内北の店でだけは、毎月８のつく日は全部「てんやの日」になる。毎月３日間は、この店は大変混み合う。
にあるように安いからと言って決して手抜きは無く、立派な天丼。海老・イカに野菜が３種類載っている。今日は、レンコン・オクラ・カボチャだった。大変おいしく、お得な分だけもっと、ごちそうさまです。
＜初出：2017.11＞
