Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

中国経済の行方(後編)

もうひとり、学の世界の人であるB教授は、もっと辛辣だ。中国経済の拡大は頭打ち、GDPは往時2ケタ成長、いまでも6%成長というが、中国政府発表は信じていないとおっしゃる。実体経済を見ると生産設備は過剰だし、投資はすでに過多である。どの先進国でも…

中国経済の行方(前編)

今年のG20でも米中対立は、当たり前の話だが解けなかった。今月からはG20の議長国は日本になる。6月末がサミットで、僕に多少関係のある「貿易・デジタル大臣会合」は6月中旬つくば市で行われる。それに先立ち、ビジネス部門の会合B20は、3月中旬と聞いた…

JR発足30周年記念割引

国鉄がJRとなって、30年経ったらしい。JR東日本では、今年これを記念して記念乗車券を発売したり、感謝祭を開催している。今回見つけたのは、駅そば店で特定のメニューを30円値引きするサービス。東京駅丸の内北口の地下にある「いろり庵きらく」で、3…

プレミアム・エコノミーのお酒

今回のバンクーバー旅行、ちょっと贅沢してプレミアム・エコノミーにしてみた。このフライトでは、2-3-2配置で2列しかなく合計14席。往復とも半分くらいの入りだった。飛行時間は往路が8時間、復路が9時間ほどだから、ヨーロッパ便よりはずいぶん短…

指定金融機関の憂鬱

鳥取県日南町、中国山地の真ん中に位置する町で、現在の人口は4,700人余り(平成27年)。昭和35年には15,000人を超えていたのだから、1/3以下になってしまった過疎の町である。ここで、鳥取銀行が支店を引き上げることを公表すると、町長がその報復として5.6…

世界最大の助産所

最近そのカンバンが揺らぎかかっているが、アメリカ合衆国は「移民の国」である。したがってどのような人種、民族でも基本的には受け入れてきた。ましてや国内で生まれたならば、両親のDNAがどうあれアメリカ国籍が付与される。 僕のように最近まで日本国内…

クックパッドのお家騒動

老舗の百貨店や石油会社、家具販売会社などで時々とりざたされる「お家騒動」。創業一家と新経営陣の意見が相違し、株主総会まで持ち込むプロキシー・ファイトが演じられることがある。古い企業ゆえのトラブルかと思いきや、このような新興企業でも起きてい…

サンマが豊漁だから

このところ数年不漁と言われてきたサンマ。秋の味覚としてまた庶民の食材として、長く日本人に愛されてきたものだ。それがもう乱獲で獲れないのかなと思っていたら、今年は豊漁。それもどの漁船も満載して帰ってくるものだから、母港の処理能力が追い付かず…

機内座席のモニターが無くなる?

アメリカン航空は、新規に導入する737型機(737マックス)の座席モニター画面を廃止することにしたようだ。http://www.cnn.co.jp/business/35095584.html?google_editors_picks=true これはまさに時代の流れ。乗客の多くが、スマートフォンやタブレットを持…

ワンコインランチ(霞ヶ関・麺食堂)

年末年始になると、霞ヶ関の官公庁ビルでは入館受付に長い列ができる。年末ご挨拶というわけで、カレンダーなどを袋に詰めた各社の霞ヶ関担当者が続々詰めかける。年始ともなると、各社の担当者が幹部を連れて新年ご挨拶にやってくる。社風にもよるが、大名…

尾張の喫茶店

久しぶりに名古屋に出かけて、少し時間があったので駅前地下街を歩いてみた。位置関係からいうと八重洲地下街に相当するのが「ユニモール」。そこで見つけたのが「コメダ珈琲店」。最近北海道にも上陸して、国内に展開を続けていると聞いた。愛知県は、旧国…

英国のデジタル課税案

欧州各国が、いわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に怒っていて、あら捜しをしたりあらたな規制を持ち出そうとしている話は以前にも紹介した。急成長した彼らだが、故意か失策かは別にして税金の払い方などで現地政府ともめるネタを提供している…

チャーハン・レート

海外で「孤独のグルメ」をしなくてはならない機会は、時々ある。夕方現地に着いたとき、ふと誰とも付き合う必要ない昼食時など、それは不定期にやってくる。野田岩・なだ万などの高級店から、吉野家・壱番屋・マクドナルドなど軽食店まで、日本でなじみのお…

ハワイは越えたけれど

沖縄への観光客数はどんどん伸び、とうとう年間でハワイを抜いたという記事があった。現に僕ら夫婦も、今年は定宿「ムーンオーシャン宜野湾」の予約をとることができなかった。で、今年はベイスターズのキャンプには寄れず仕舞い。東南アジアとの航空路線が…

生活費の高い10の都市

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の題記の調査結果がでた。調査の名称は「2017年世界生活費調査」というらしい。いろいろなことを調べているものだとは思う。年毎で変動要因になるのは、為替だと思う。調査期間はやや円高だったので、東京・…

米軍のRe-Transformation

昨年後半から顕著になった米中対立、単なる貿易摩擦ではなく年末には地球の覇権を争う事実上の戦争状態に突入した。ファーウェイ副会長のカナダでの拘束、企業秘密を持ち出そうとした中国人技術者の逮捕、「APT10」と呼ばれる中国のハッカー集団の告発・・・と…

アフガン・シリアから退いた意味

北朝鮮のことを最近忘れがちである。米中経済摩擦はほぼ戦争状態といえるし、サウジアラビアもロシアも怪しい動きをしているし。アフガニスタンやシリアの紛争も、終息しそうもない。北朝鮮のことはそのスポークスマンである韓国の文大統領の大活躍があって…

Low Intensity Conflict時代の終わり?

アメリカがベトナムから撤退、ソ連がアフガニスタンで痛手を受け崩壊、「独裁者」サダム・フセインやカダフィ大佐もいなくなった。20世紀の終盤から、国と国が戦う戦争はほぼなくなり「Low Intensity Conflict」の時代になったというのが、歴史的な見方であ…

静粛性は戦略的戦力

海洋進出を止めない中国海軍は、南シナ海に人工島を建設し大型機を運用できる飛行場まで整備している。この洋上基地を拠点に、「遼寧」などの空母戦闘団を配して南シナ海の領有を確固たるものにしようとしている。覇権国家の中国が、15世紀以来失ってきた技…

危険な火遊び

トランプ先生は「一日に16回ウソをつく」と言った人がいる。別の人は「年中選挙キャンペーンをやっているようなものだ、特に何かが変わるわけではない」と達観している。世界中に貿易戦争を仕掛けたり、国内でも分断を起こすなどとんでもない大統領なのに、…

中国人観光客のニーズ

急増する中国人観光客、かつてのように団体で観光バスを駆り、浅草や銀座で「爆買い」する、というばかりではなくなってきた。何度も日本を訪れるリピーターも増え、定番のルートではなく思わぬところに魅力を見出す人たちも出てきた。そういう人たちは、マ…

倉庫火災とミッドウェイ海戦

埼玉県三芳町にあるアスクルの物流倉庫から火が出て4日になるが、鎮火のメドは立っていないと言う。事務用品・消耗品などがインターネットで注文したら直ぐに届くオフィスの「Just-in Time」に慣れきってしまった我々は、バックヤードでこれらの企業がどう…

レッドオーシャンでの戦い(牛丼チェーン)

牛丼御三家、すき家(約2,000店)、吉野家(約1,200店)、松屋(約1,000店)になか卯(約500店舗)を加えた牛丼戦争は、まさにレッドオーシャンの戦いとなっている。ここ数年各社とも店舗数は伸びていないし、業績としても伸び悩んでいるようだ。牛丼はそば…

自転車が目立たない

今回DCの街を歩いていて、それほどクルマの渋滞は多くないなという印象を持った。相変わらずダレス空港とDC中心部を結ぶ高速道路の渋滞は目立つものの、中心街の交通量は減ったように思う。ひとつの要因は、個人向け軽車両の増加だ。10年ほど前パリで最初に…

DC、春夏秋冬

今年は1月、4月、7月にワシントンDCへの出張があり、綺麗に3カ月おきだななどと呑気なことを考えていたら、10月にもそれがやってきた。見事に、冬、春、夏と秋である。今回の訪問先は2つ、ホワイトハウスに近い全米商工会と、国務省に近いジョージ・…

ワンコインランチ(富士そば)

どうして「蕎麦屋」のメニューの中に「カツ丼」が載るようになったのか、知人によると「かつて蕎麦屋は社交場であり、居酒屋のようなもの。頼まれたらいろいろなものを出していたからだ」という。蕎麦に天ぷらはつきもの、ついでにトンカツも揚げてしまおう…

吉野家で朝ご飯

昨日も朝早い打ち合わせがあった。相手が大変忙しい人で、何回も予定変更があり早朝しか予定が空かなかったので仕方がない。偉い人の割にはきさくな対応で、お願いも聞いてもらえてほっと一息。そうしたら、井之頭五郎さんばりに「腹が・・・減った」。 何カ月…

憲法改正に向けて

かなりの圧力になってきた「安倍バッシング」、たんなる「おともだち優遇」への反発だけかと思いきや、こんな見方もできるのかとある意味感心してしまった。この記事によると、安倍総理が憲法改正を言い出して、ひょっとしたら出来てしまうかもしれないと危…

上手の手から水が漏れ

都議会議員選挙の結果は、あっけないものだった。一地方議会選挙ではあるのだが、各党国政選挙並みの体制で臨んでいた選挙であるから、影響は小さくない。公明党との選挙協力がなく、しかるべき対抗勢力があれば自由民主党も厳しいということがはっきりした…

不動産王への期待

共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は不動産王として有名だが、選挙戦の最中にまた問題発言をしたらしい。9.11で世界貿易センタービルが崩壊した後に、自身の所有するビルがニューヨークの一角で一番高くなったと自慢したとのこと。 http://www.huffing…