Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

サンマが豊漁だから

 このところ数年不漁と言われてきたサンマ。秋の味覚としてまた庶民の食材として、長く日本人に愛されてきたものだ。それがもう乱獲で獲れないのかなと思っていたら、今年は豊漁。それもどの漁船も満載して帰ってくるものだから、母港の処理能力が追い付かず水揚げに待ったをかけないといけないほどだという。

 
 TVニュースに専門家(どんな事にでも専門家と言う人はいるらしい)が出てきて言うには、一時的なもので資源の減少傾向には変わりはない、とのこと。それにしても、獲れないよりは獲れた方がいい。そんなことを思いながら、この夜は禁酒にしようと吉野家にやってきた。牛丼チェーンもちょい呑み需要だけではなく夕食にも力を入れていて、この夏吉野家の晩ごはん定食は塩サバがメインである。
 
 一度食べてまあまあの味だったので今夜もと思ったのだが、晩ごはん定食にニューフェースが加わっていた。それがサンマ。聞くと、しばらく前からメニューに加わったと言う。サンマ豊漁のニュースが流れる前にメニュー化しているとは・・・機を見て敏なり。

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 そこで頼んでみたのが、これ。塩サバ定食同様、味噌汁、漬物、大根おろしがつく。しかし、バーナーであぶるようなパフォーマンスもないし、やや寂しい首なしサンマ。食べてみてそんなにまずいわけではないが、TVニュースで見たような太めのサンマのボリューム感はない。まあ、サンマ定食が590円、牛皿付けても690円というお値段では仕方ないような気もする。
 
 ニュースでは、平年比2~3割太ったサンマが一杯獲れるので、小ぶりなものは港町ではタダ同然で扱われているらしい。そこで考えたのだが、
 
<仮説1> 小ぶりなものを安く仕入れてきて定食に仕立てた。でも、牛丼チェーンで多くの店舗に並べるだけ、サイズ違いのものが安定して集められるものだろうか?
 
<仮説2> 豊漁だったので冷凍して保存してあった昨年のサンマが不要になり、それを安く買い集めてきた。これなら数がそこそこ揃うかもしれない。
 
 さて、どちらが真実でしょうかね。それとも第三の仮説がある?
 
<初出:2018.9>