最近そのカンバンが揺らぎかかっているが、アメリカ合衆国は「移民の国」である。したがってどのような人種、民族でも基本的には受け入れてきた。ましてや国内で生まれたならば、両親のDNAがどうあれアメリカ国籍が付与される。
ある時、シリコンバレーのベンチャー企業の研究をしていて、優秀な外国人人材をどう獲得するかという議論になった。識者が「日本は二重国籍を認めないから、優秀層獲得に不利だ」というので、初めて国籍なるものを考えるようになった。数年前に知り合った日系米国人、両親は日本人でアメリカ生まれ、二重国籍を持っていた。ただ日本政府の役職に就くにあたり、米国国籍を捨てたという。正直もったいないことをするなと思った。
http://news.livedoor.com/article/detail/15298399/
この記事によると、ハワイで出産する日本人、カリフォルニアで出産する中国人、フロリダで出産するロシア人が増えているという。ロシアは米国同様二重国籍を認めているので、生まれた子供はロシア・アメリカ間で自由な居住や事業ができるというわけ。富裕層としては子供にあげられる誕生プレゼントなのだろう。銀のスプーンを咥えてではなく、星条旗とロシア国旗を2本頭に挿して生まれてくるのだ。
まるで「世界最大の助産所」のようなアメリカ合衆国の役割だが、これは移民制限のトランプ先生も止め立てできまい。自分の国に信用が置けないと思ったら、他の国で生活するように「保険」をかけるのは当然のことだ。その保険を生まれたときにもう持っているというのは素晴らしいことだが、その子が成長する20年後には地球がどうなっているかはわからない。ひょっとして、国籍など関係ない世界になっているかもしてませんよ。
http://news.livedoor.com/article/detail/15298399/
この記事によると、ハワイで出産する日本人、カリフォルニアで出産する中国人、フロリダで出産するロシア人が増えているという。ロシアは米国同様二重国籍を認めているので、生まれた子供はロシア・アメリカ間で自由な居住や事業ができるというわけ。富裕層としては子供にあげられる誕生プレゼントなのだろう。銀のスプーンを咥えてではなく、星条旗とロシア国旗を2本頭に挿して生まれてくるのだ。
<初出:2018.9>