Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ソーシャルメディアでの反撃

「結果には必ず原因がある」これは、天才物理学者湯川学准教授の口癖である。8年前の大統領選挙、初の黒人大統領を目指すオバマ候補は、クラウドファンディングに近い手法で選挙資金を集めるとともに、サイバー空間を使った得票予測を行った。これが、レー…

首脳の任期

韓国の朴大統領は任期1.5年を残しているが、任期延長の憲法改正に意欲を見せている。現在の規定では大統領の任期は5年、再選できないことになっている。この国の大統領というのも大変な商売で、現職中に暗殺されたり辞職後に逮捕されたりしている。前職の李…

度重なる黒人射殺

9/20、ノースカロライナ州シャーロットで障害のある黒人男性(43歳)が、警官に射殺された。シャーロット警察による民間人殺害は、今年6人目だという。これまでにも何度か同じような事件があり、現場がインターネットに流されたりもした。結果として、抗…

新しい共産主義社会

池田信夫という人には、1~2度会ったことがある。やはりICT政策がらみの会合だった。独自の視点からやや辛辣なコメントをする人だとの印象を持っている。彼が「アゴラ」で紹介している本書「デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか」、いずれ書店でさが…

分厚い中間層という幻想

経済評論家の浜矩子先生は、とてもユニークな人。紫の髪の毛といい、ドスの効いた声といい、趣味は「大量飲酒」とおっしゃることといい・・・。論説そのものは耳を傾けることもあるのだが、大手商社系のシンクタンクでロンドン駐在も長かった方にしては、グロー…

同一住所の250世帯

岐阜市鷺山という懐かしい地名を、TVニュースで聞いた。新岐阜駅前から市街を巡る循環バスが出ていて、一回り1時間くらいだろうか?子供のころ、何回か乗った記憶がある。循環バスのちょうど中間あたりにあるのが、鷺山というところ。新岐阜駅の真北、4…

カラシニコフ社の新兵器

最近、本当に使えるかどうか分からない兵器や軍事技術の発表が相次いでいるロシア。単純に国威高揚だけというわけではなく、実利も狙ったものも交じっているようだ。今年「Cebit」でも「Made in Russia」を掲げたブースがあったけれど、軍事関連技術のビジネ…

カメレオン・アーミー

サッカーのワールドカップでは、ロシアチームの健闘もあったし開催国としての振る舞いも期待以上だったこともあってロシアという国の評価は少し高まったようだ。とはいえ国際情勢の中ではロシアは相変わらず危険な存在である。トランプ・プーチン会談などは…

北大西洋の脅威

クリミア侵攻やシリア紛争で存在感を示したプーチン・ロシア軍、次の目標はバルト三国とも言われている。エストニア・ラトビア・リトアニアの先にはロシアの飛び地があることは、あまり知られていない。特段重要都市や港湾があるようには見えないが、スラブ…

サラリーマンの不満と不安

日銀の政策がいよいよ奏功したのかは別にして、身近なところでの値上げが目立ってきた。僕にとっても「ワンコインランチの危機」である。知らないうちに「なか卯」が和風牛丼を350円⇒380円に値上げしていたのだが、この記事のように方々で値上げ話が噴出して…

人工知能の政治利用

与野党の審議/質問時間配分を巡って、昨年の臨時国会からもめている。これまで野党に多くの時間(80%)を割くという方針に、より多くの議席を持つようになった与党から不満が出て、議席配分にしてはどうかというもの。一方の野党は、そもそもこの配分は自民…

ワンコインランチ(麦まる)

多くの人がそうだと思うが、子供の頃からカレーライスは好物である。独身時代に「いざと言う時もルーを使わないカレー」などという本を買ってきて、見様見真似で作っていたこともある。「CoCo壱番屋」のカレーは気にいっていて、よく休日のランチに食べた。…

ボリュームランチ(餃子の王将)

週末、また平塚へ行った。ここに何があるかというと、西口を降りたところのBook-off平塚西口店。かなりの規模の店舗で、品揃えの回転が早いと感じている。その理由のひとつは、週末になると毎週のように何らかのセールをやっていることだろう。今回も、文庫…

PKOでも復興支援でも

イラク特別措置法に基づく自衛隊の復興支援活動について、当時の日報の一部が公開された。仕掛け爆弾で車両に軽微な被害があったとか、PTSDと思われる症状を訴える隊員のことが明らかになってきた。 2004年当時のイラクは液状化していて、主義主張を持っ…

順番が逆だったら・・・

ミステリーには殺人事件がつきもの、100年以上前のミステリー(当時は探偵小説といった)を書くための指導書には、人の命が失われるという重大犯罪でこそ読者も真剣になるとチンケな犯罪の物語を戒める言葉も載っていた。しかしミステリーの大家で、あらゆる…

朝鮮戦争は終結するか?

ノーベル賞がちらついたのか、歴史的な米朝首脳会談は僕たちから見れば拙速の極みだった。単なる政治ショーで終わり、具体的な曙光が見えたとは言いづらい。それでも何かが動き出すきっかけになることは、間違いはない。トランプ先生は「朝鮮戦争の終結」を…

皇帝のいない6月

史上初めての米韓首脳会談が来月12日、シンガポールで開催されることになった。金委員長におかせられましては、せっかくですからお兄さんが亡くなったクアラルンプールにでも寄られればよろしいかと思いますが、無理は申しますまい。http://www.bbc.com/japa…

多国籍軍集結中

劇的な南北首脳会談以降、世界には安堵や緊張緩和歓迎の声が聞かれるようになったが、もちろん安心できるわけではない。往々にして緩んだすきに何かが起こるというのは、意図してかどうかは別にして歴史にはよくあったことだ。核放棄という結果が見えるまで…

偽りの微笑み外交

平昌オリンピックのはずが、平壌オリンピックになってしまった今大会。日本選手の活躍には敬意を表するものの、国際的にも珍しいホットスポットでの開催だけに気は抜けない。(文大統領だけは抜けているかもしれないが・・・) 国としての参加が許されなかった…

相次ぐ米軍ヘリ事故が語るもの

沖縄を中心に、米軍のヘリコプターの不時着事故が相次いでいる。普天間飛行場隣接の小学校に、窓枠が落ちてきた事件もあった。「それで何人死んだんだ」との暴言は論外としても、米軍もタガが緩んだかなという印象を多くの人が持つだろう。昨年も、ヘリでは…

半島で地震が活性化?

先ごろ韓国でM5.4ほどの地震があり、60人以上が負傷し1,000軒以上の住宅に損害が出たと伝えられている。この記事では、日本の地震との損害/規模を比較している。韓国と日本では国土の状況が違うので、単純な比較はできないものの、韓国の耐震対策が日本ほ…

ワンコインランチ(梅もと)

「富士そば」などの巨大立ち食いそばチェーン店に混じって、首都圏のかなり狭いエリアに15店舗ほどを展開しているのが「梅もと」。元は個人商店で、1961年に株式会社となって、うどん・そば販売と弁当等の販売を行うようになった。ただ、巨大チェーンとの闘…

ワンコインランチ(箱根そば)

立ち食い蕎麦は、気候が暑くても寒くてもサラリーマンの強い味方である。特に大規模なチェーン店は行く先々にあるし、安定したパフォーマンスなので出張の多い人には特に都合がいい。そんなチェーン店のランキング調査結果が出ていた。 http://news.livedoor…

体育会系大学生の評価

僕が大学生だった時代には、同じ専門の専攻でも体育会系の学生には企業のアプローチが多かったように思う。僕自身は大学院のころまでカメラ関係のクラブに出入りしていた「軟派」だったので、そのような恩恵にはあずからなかった。中には歴代、この大学のこ…

スポーツ庁ができてから

今年になってから特に感じるのは、スポーツ組織での不祥事の多さである。大相撲の暴力事件、アマチュアレスリングのパワハラ騒動、大学アメリカンフットボールの悪質タックル、そしてアマチュアボクシング会のドンへの告発である。 ドンという方のインタビュ…

ワンコインランチ(なか卯)

うどんはごちそう、蕎麦は粗食という人もいるのだが、僕はそうは思わない。どちらも軽食で、ごちそうとは言えまい。そのうえで、どちらが好きかと問われれば、蕎麦だと答える。通常うどん店/蕎麦店には両方のメニューがあるから、通常は蕎麦を食べている。 …

禁酒日のディナー(吉野家)

先日吉野家で昼食にカレーを食べた。ここの「黒カレー」はスパイシーで、お値段もリーズナブル、蕎麦以外の真夏の昼食では有力候補である。お会計をしたら、銀色の紙カードをくれた。「パスポート」と書いてある。首都圏1都4県の店で8月末まで何度でも使…

インフラ更新の難しさ

当家のインターネットインフラは、NTTのフレッツ光プレミアムである。それが来年1月末をもってサービス終了、フレッツ光ネクストへの切り替えをしてくださいという通知が来た。NTTのコールセンターは親切で、当家の無線LANの状況まで聞いて更新の仕方を示し…

変動するコンテンツの価値

デジタル化は多くの産業に構造改革を迫り、ある意味「破壊神」のように振舞ってきたのは事実である。時計・オーディオ・カメラ等々、ついにその触手は自動車産業にまで伸びている。人工知能などと大げさな単語を使わなくても、デジタル技術は間違いなく「玄…

もうひとつの経済制裁

国連安全保障理事会も、大変忙しくなった。最大級の経済制裁として、海産物・石炭・鉄鉱石等の貿易禁止を打ち出してまもなく次の声明を出さざるを得なくなった。立て続けに声明の決議をすることで、前の制裁決議の信用度というか威力が損なわれるとの意見も…