Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾ラーメンの謎

名古屋の事業所に勤務していたころ、若気の至りで夜の街をハシゴすることも多かった。一番多いパターンが地下鉄の駅近くの居酒屋で呑み、それから付近のスナックへ。キープしてあるボトル(バーボンのことが多かった)で軽いツマミをとって、カラオケで何曲…

鳥刺し、霜降り

暑くなってくると鍋物はもちろん、焼き物・蒸し物も敬遠したくなる。マグロなどお刺身がディナーの筆頭候補に上るのだが、昨今は魚の方が肉より高いくらいでコストに問題が残る。そんな時、重宝するのが鶏肉。子供の頃、母親が鳥のササミ料理をよく作ってく…

生のお刺身は美味しいが

親父がお刺身で晩酌をすることが楽しみだったことから、子供のころから2きれ3きれのお刺身は食べさせてもらっていた。割合多かったのはカジキ、たまにマグロ、イカ、タコ。旬の時期にはカツオのタタキも食べた記憶がある。大学生になってコンパと称して呑…

北極海航路への期待

IT屋ではあるが単にITを作っているだけでは飽き足りず(というかモノづくりでは役に立たず)、ITを何に使えばいいかを早くから、僕は考えていた。その結果いろいろな業界(金融、建設、運輸、行政など)に首を突っ込んだ。以前5回にわたってご紹介し…

韓国の政変と財閥の行方

大騒ぎだった韓国大統領選が終わり、文大統領が就任して2週間になる。閣僚も揃ってきてそろそろ本格始動するのだろう。120日たっても政府のポストが1割くらいしか埋まっていないかの大国とはさすがに違う。・・・などと褒めていられないのが韓国の現状。慰安…

ソウルから生還しました

多くの日本人は、ソウルの中心は明洞だと思っているかもしれない。明洞は確かに市庁舎は近いし、ウルチロ(ロ=路)という通りにはロッテ百貨店などおなじみのところが多く、東へ行けば「東大門」、南西に行けば「南大門」、南にはソウルタワーがそびえたっ…

ソウルの安全情報

シリアやウクライナなどは言うに及ばず、世界中には軽々と出掛けていけない危険地帯がある。麻生副総理が大好きと伝えられる「ゴルゴ13」シリーズを読むと、その辺りはよくわかる。一方で中堅・中小企業もグローバル化の波からは逃れることはできず、海外…

もう一つの少女像

ほぼ泥沼化している「慰安婦少女像」問題だが、少女像はソウル・釜山だけでなくアメリカなど方々で「増殖」しているという。ところが、もうひとつ別の少女像を設置しようとしている人権団体が韓国にある。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8656 それは、…

Priority Clubの特典

もういつからそうなっているのか、どういうプロセスや選択肢からそうしたのか、全く思い出せないが、僕は「Priority Club」の会員である。青いカードの裏には、加入ホテルチェーンが列記してあって、 ・ Intercontinental ・ Crown Plaza ・ Hotel Indigo ・…

ワンコインランチ(日高屋)

日差しはともかく、風が吹いてきても涼しく感じないほど暑い時期になった。都会のジャングルは足元が熱を持っていて多少の雨くらいでは冷めないので、雨が降ると余計にまとわりつくような暑さに襲われる。この時期、ランチのメニューも限られてくる。ご当地…

度数高めの日本酒

先日乗った青い日系航空会社のフライト中、久し振りに和食と日本酒を楽しんだことは先日ご報告した。その時に気づいたことだが、日本酒メニューが一新されていた。 ・農口尚彦研究所 山廃吟醸酒(石川県産) 18度 ・石鎚 純米吟醸 山田錦50(愛媛県産) 16~…

トロント・ブルージェィズ

トロントでの会議、午後の予定が終わり夕食までの間、外を歩いてみた。まだ日が高くそれでいて涼しい。歩いていると、大勢の青いTシャツ集団とすれ違った。胸に書いたロゴは「BlueJays」、ここの野球チームね。トロントのシンボル「CNタワー」の隣にロジ…

名古屋栄「セントラルパーク」

久しぶりに名古屋へ行った。名古屋近郊の街に住んでいたころは、ド真ん中の繁華街と言えば栄(もしくは栄町)である。また名古屋市のシンボルと言えば、名古屋城と並んで栄の久屋大通りにあるテレビ塔。東京タワーより古いのが、名古屋人の誇りだとと言う。 …

これだって「生物兵器」

普通「生物兵器」(Bio)と言えば、天然痘ウィルスのような病原菌をバラ撒くイメージが強い。パンデミックを起こさせることも可能なので、大量破壊兵器として核兵器(Atomic)、化学兵器(Chemical)と並んでABC兵器とも言われる。しかし病原菌のような小…

3Dプリンターの利用範囲拡大

3Dプリンターの登場は、比較的新しいデジタル革命の要素だろうと思う。しばらく前までデジタライゼーションは、インターネットの中などのバーチャル社会に限られていた。それがこのところリアル社会への波及が見られる。その一つはいわゆるIoT(Interne…

山岳国家の主力輸出品

そういえばネパールでも3年ほど前に大地震があって、多くの人たちが犠牲になった。ヒマラヤ登山などでは日本でもニュースが流れる国ではあるが、それ以外にあまり話題になる国ではない。ほとんどが山岳地帯で農耕には適さず、特に有力な鉱山も工業地帯もな…

貴女には言われたくない

ドイツ人には、ある意味ファナティックな国民性がある。原子力に対するアレルギーは世界一かもしれない。東日本大震災が福島第一原発の事故を引き起こした時、あるドイツ系企業はBCP(事業継続計画)を発動、本社を関西に移した。米国大使館が日本にいる米国…

バイエルンの火の手

米国はあんな調子で方々にかみつくわ、英国は「Hard Brexit」の危機にさらされているわ、朝鮮半島は(僕に言わせれば)液状化しつつあるわ、世界中暗雲が立ち込めてきているが、比較的安定感のあったドイツでも与党に翳りがさし始めた。先日のバイエルン州の…

欧州の運命を決める日

今日4日はドイツとイタリアで、大きな意味のある投票がある日だ。ドイツでは昨年の総選挙以降、数カ月を経ても連立政権が発足していない。今日は、連立政権に入るかどうかを第二党ドイツ社会民主党が党員投票をして決める。これが「是」と出れば、大連立が…

新政権の憂鬱

内閣改造でちょっと支持率が回復してるものの、安倍政権の先行きはなかなかに厳しい。とはいえ、今回の大臣の顔ぶれはかなり評価できるもので、本当に仕事をしてほしいと僕に思わせるものがある。タイトルに「憂鬱」と書いたのは、フランスのお話。 http://w…

三度目の衝撃かも?

12月4日、今度はイタリアで国民投票が実施される。争点になっているのは憲法改正。レンツィ首相は、現在上院下院の権限が拮抗している状況では政権の安定運営は難しいとして、上院の権限・議員数を大幅に削減する提案をした。8月に最高裁判所が国民投票を…

ワンコインランチ(なか卯)

まだ5月なのだが、30度を超える蒸し暑い日もときおりあるようになった。まだ体が暑さに慣れていないので、結構こたえる。産業界では5月から「クールビズ」なので多少は助かる。ネクタイを結ぶと、2度ほど気温が上がったように感じるともいう。 こんな時期…

IR法案、成立のめどは?

文書改ざん問題で、麻生副総理/財務大臣はG20の財務大臣会合に出席できなかった。正直ご本人に悪いところがあったとすれば監督責任くらいのもので、「なんで総理の女房の件で俺が・・・」とご不満であろう。そんな風に国会が混迷する中、長年の懸案「IR法案…

カジノ法案の行方

TPPに沸く今国会だが、他にも成立が期待されている法案がいくつかある。そのひとつ「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」通称IR(Integrated Resort)推進法案が、審議されている。まわりくどい名前だが、簡単に言うとカジノ合法化の法案…

王者Uberの時代は終わるか?

世界中のタクシー事業者の天敵であったUberに、このところいい話が少ない。昨年は自動運転技術開発に努めているとか、Uberドライバー開拓のために免許取得の支援をするとか、将来を期待させる記事が多かった。ところが今年に入ると一転、セクハラ問題に端を…

NASSCOMがやってきた

ICT産業界の活動に首を突っ込んでいると、いろいろな人たちがやってくる。先日はインドのICT産業界「NASSCOM」の人たちと会う機会があった。インドのICT産業の歴史は古い。かつてインドへのソフト発注で、日本人の1/5~1/10のコストで開発可能だった頃…

貿易戦争に勝者なし

世界経済はWTO体制で発展してきた。自由貿易のルールは、単に経済発展だけでなく国際平和にも貢献してきた。ブロック経済は過去に何度も国家間の紛争を引き起こしてきたし、日本も20世紀には国を誤る事態に直面した。自由貿易は摩擦を生むこともあるが、…

政府閉鎖に言及した大統領

政治とは何か、つまるところカネである。どこから集めて、どこに使うか、その方向性から細部の諸条件までを決め、実際にお金を廻すことが政治と思っていい。クラウゼヴィッツのいう「政治継続体である他の手段である戦争」も、軍備・教育・作戦・補給のすべ…

USAIDの危機

日本でもユネスコへの資金拠出をやめたらどうかという話が出ていたが、国際機関への資金拠出が一番多い国アメリカでじわりじわりと「節約」ムードが出てきている。確かに国内に、目の前に困っている人たちがいるのに、巨額のお金を納税者の大半が行ったこと…

NAFTAの見直し論

熱狂的な25~30%の支持層はゆるがないものの、半島の付け根の国と脅しあう以外ほとんど成果の上がらない半年を過ごしたトランプ政権である。16日から始まったNAFTAの見直し交渉で、成果を上げたいところである。メディアの注目するのは自動車、特にメキシコ…