Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ワンコインランチ(箱根そば)

 

 立ち食い蕎麦は、気候が暑くても寒くてもサラリーマンの強い味方である。特に大規模なチェーン店は行く先々にあるし、安定したパフォーマンスなので出張の多い人には特に都合がいい。そんなチェーン店のランキング調査結果が出ていた。
 
 
 店舗数で最大であろう「富士そば」が一位というのは、わからなくもない。少し驚いたのは、僕がイチ押しと思っている「小諸そば」が、「箱根そば」の後塵を拝していること。「箱根そば」は事実上小田急の駅そばチェーンで、それほど店舗も多くないはずだ。僕は一時期小田急沿線に住んでいたことがあって、気楽な独り暮らしだったから、出勤前の朝食にときおり利用していた。
 
 そのころは若さもあり、食欲を満たせればよくて味など気にしなかったので、特に感慨はない。そこで、あらためて食べてみることにした。とはいえ、職場や自宅の周辺には「箱根そば」はない。先日小田原を通る用事があって、時間もあったので途中下車してみた。JRの改札の上には、巨大な小田原提灯のオブジェ。最近観光の目玉である小田原城のリニューアルも成り、「伊豆クレイル」の始発駅にもなっているので、元気だという。

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 JRの改札を抜けて左手に進むと、小田急の改札口。この駅は、一番山側に新幹線が通り、一番海側にJRの在来線、その中間に小田急の線路が走り複雑な形状だ。中央コンコースの小田急改札の先に「箱根そば」の比較的大きな店舗がある。
 
 ここの売り物は、そばに加えてカレー。ただ今日の目標は蕎麦の味見なので、それは無視する。休日の昼時なので、結構混み合っていたがなんとか座って食べられそうだ。選んだのは「冷やしかき揚げそば」、420円なり。きざみネギに加えて、大根おろしがたっぷりのっている。かき揚げは、人参・玉ねぎ・春菊あたりのようだ。ワサビは、比較的多く添えられている。
 
 麺は少し固め、つゆは甘くも辛くもない。大根おろしを少しずつ混ぜて、味を変化させてみたらまずまずのお味だった。それでも(くどいようですが)、こちらが「小諸そば」より人気なのは、理解できませんね。
 
<初出:2017.10>