Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「吉兆」のお膳

昨年も2度この国際会議で海外に行ったのだが、今回会議の開催場所は東京の「帝国ホテル」だった。ここは総務省が電波の日記念式典をやるなど国内のイベントも多いのだが、国際会議の頻度も高い。同じように格式の高いホテルはあるはずだが、「Imperial」の…

ボリュームランチ(広東麺)

暑くなったり寒くなったり不安定な気候が続いているが、こういう時に困るのは服装と共にランチのメニュー。暑くなった日冷たい蕎麦でも食べたいなと思って、いつもの「小諸そば」に行った。食券を買うためにメニュー表の前に並んでいて、何か違和感を感じた…

イカ釣り船来たる

板門店を突破した北朝鮮の若い亡命者が、5発も銃弾を受けながら回復に向かっているというのは嬉しいニュースだ。体内から30cm級の寄生虫がでてきたそうだが、かの国の栄養・衛生事情はいかほどなのだろうか?とにかく、元気になってもらいたいものだ。先日…

百発百中の火力演習

緊張が高まる半島情勢だが、かの国の指導者は核実験ではなく大規模砲撃演習でプレゼンスを示そうとした。浜辺にずらりと並んだ砲兵部隊が対岸の島に向けて一斉射撃をするというもの。自走砲やロケットランチャー、小型のジェット爆撃機と思しきものまで登場…

核ミサイル完成のあかつきには

ある軍事評論家が、「核・ミサイル問題」から中黒点が消えて「核ミサイル問題」になったと言っていた。個別に進んでいた開発が、核弾頭をミサイルに積んで一斉射撃できるようになったかもしれないとの意味である。移動式発射台や潜水艦からの発射実験も進ん…

弁護士センセイの制度改革

21世紀になって、日本では2つの司法制度改革が進行した。ひとつは裁判員制度であり、もうひとつは法科大学院拡充などによる弁護士人口の増加である。今回は後者を取り上げたい。平成元年の時点で13,000人程度だった弁護士登録者は、今や40.000人程にもなり…

法曹ビジネスの行方

大手法律事務所である「アディーレ法律事務所」が、不当な宣伝行為を5年も続けていたということで、鋼紀委員会から「懲戒処分」を受けたと報道されている。その内容はというと、「過払い金請求の着手金今から1ヵ月は無料にする」との宣伝を1ヵ月どころか…

続・胡蝶蘭のその後

当家はいくつか株主優待狙いの日本株を持っていて、そのうちの一つが「サカタのタネ」。わずか100株でも持っていると、優待ギフトが貰える。僕らは「マイクロ胡蝶蘭」を貰うことにしていて、昨年11月に送られてきたので3代目になった。冬の寒さから守って…

胡蝶蘭のその後

贈答品として、根強い人気の胡蝶蘭。個人のお祝い事、開店祝いなど法人事業者向け、その他どんなシーンでも貰ってうれしい一鉢である。非常に豪華だし、花も比較的長くもつ。そう、3~4カ月は楽しめるはずだ。 それでもいつかは茎の下の方から一輪、また一…

市民革命と軍事力の誇示

米国トランプ大統領が、今度は軍事パレードをやると言って世間を騒がせている。報道では、フランスを訪問しマクロン大統領にフランス式の軍事セレモニーを見せられたからだという。フランスと米国は、言語こそ違え精神的な結びつきの強い国だ。セーヌ川の中…

蘇ったゴリアテ

ダラス銃撃事件の続報によれば、使用されたのは(またも)AR-15だった。アーマライトことM-16の民生用のものである。ゴルゴ13の愛銃といえばわかりやすいだろうか。以前、AR-15の使用弾丸は5.56mmNATO弾で、傷付け戦闘力を奪う目的のものだと書いた。しか…

最後までステーキ(後編)

胃を落ち着かせるために、アペリティフはカンパリソーダ。ほどよい苦みと炭酸で、胃が元気になるような気がする(だけ?)。さてワインを選ぶのだが、この航空会社では一般メニューのほかにその便に1~2種類特別のワインを積んでいる。頭の痛い国際会議な…

最後までステーキ(前編)

4日間の会議・会合・会食などの疲れもあったろうし、タパスの店で飲み過ぎたせいもあったろう。ホテルに帰って荷づくりをほぼ済ませ、軽くシャワー浴びて少し寝たつもりだった。やけに明るいので目を覚ますと、8時24分。あ、危ない。9時にクルマを手配し…

Boqueria Spanish Tapas

会議、会合、訪問全ての予定が終わり、ワシントンDC最後の夜。今夜も「ディナー予約しました」とのメールが来た。ずぼらな僕には全くありがたいことである。今夜は雨は降りそうにないし、明日朝はホテルから直接空港にクルマで向かうのでもう傘は要らない。…

ホテル「Sofitel」

今回のワシントンDC出張は4泊の予定、米国の産業界との会合なので外資系企業の友人とフライト、ホテルを合わせておいた。こうしておけば、正規の会合以外にも一緒に人に会ったり、出かけたりするのが楽にできる。それでいつもの「Lombardy」ではなく、彼の…

チャールズ川と「TEA Party」

ハーバード・スクェアからチャールズ川に向かう道路の名前は「JFK Street」である。ハーバード大ケネディ校にその名を遺す悲劇の大統領は、ボストン/ケンブリッジのそこかしこに足跡も残していた。JFK Streetがチャールズ川を渡るところには、その名を冠…

パリ協定離脱の日に・・・

「オバマ政権のやったことは全部悪いこと」というのが、トランプ大統領の考え方なのだろう。TPPしかり、オバマケアしかり、パリ協定もそうである。G7でいろいろな国からクギを刺されたにもかかわらず、ついに協定破棄の方針を打ち出した。これに各国は反発…

月から見ることができるもの

エジプトのピラミッド、長江・黄河を結ぶ大運河、万里の長城などは、月からも見ることができる「人類の文化遺産」である。21世紀になって、これに新しいモニュメントが加わることになったようだ。その名前を"Trump Wall" という。 アメリカとメキシコの国境…

Twitterによる大統領府広報

トランプ次期大統領のTwitter攻勢が止まらない。Ford工場のメキシコ移転をやめさせ、GMのメキシコ工場について「引き揚げないと高い関税を払わせる」と恫喝、ついにトヨタのメキシコ工場新設にまで言及した。 これまでもオバマ大統領やヒラリー候補がソー…

移民の国の移民排斥

お騒がせトランプ次期大統領の登場で、市場は一喜一憂乱高下している。投票前には恐怖指数が最大に上がり、トランプ候補有利の報が流れるや急激な円高に(当然日経平均は1,000円近く下げ)、しかし当選後最初の演説がまともだったので今度は一転してドル高で…

Gゼロの世界、再び

プロの予想が通用しない世界になったようだ。多くの報道が「予想をくつがえしてトランプ候補当選」と伝えている。総得票数ではクリントン候補が上回っていたようで、多くの州で抗議のデモが起こっているらしい。 6月のBrexitの時も、離脱に投票した人自身が…

椿山荘の梅

東京23区一番の高地、いわば23区内のリゾートである文京区関口。神田川と目白通りに挟まれた広大な敷地に「椿山荘」は建っている。以前に結婚披露宴などで訪れたことがあるかもしれないが、はっきりした記憶がない。今回仕事で2日滞在することになって、初…

禁酒日のディナー(餃子の王将)

もともと禁酒日を始めた40歳代のころ、どこで夕食を食べるかと言うと中華料理店の事が多かった。それ以前は酒を呑まずに寝るなど、考えにくいことだった。まあ最近は加齢のせいもあって禁酒日を増やし始めている。そのせいか、今年の人間ドックはいくつかの…

デジタル屋が見た米中対立(後編)

かくも大きな国が違う価値観で存在するようになってしまい、危機感を持った米国が今回は中国包囲網を敷き始めたのだろう。しかし中国が巨大な市場であることも確かで、日本政府や企業はどうすべきかというのがいろいろなところで議論され始めた。中国通の人…

デジタル屋が見た米中対立(前編)

APECの首脳会議が終わって「首脳宣言」が出せなかったことは、これまでなかったそうだ。原因はもちろん「米中対立」、ペンス副大統領は「中国がやり方を改めない限り、米国もやり方を変えない」と一歩も退かない姿勢を見せた。これはAPEC諸国などに「一帯一…

データフローのレシプロシティ

世界でひとつのインターネット、どこでも誰でも同じサービスを受けられる・・・というのが僕たちの理想なのだが、この理想の障害となっているのがいくつかの国の「インターネットに国境を立てる行為」であることは、以前にも紹介した。 その代表格は中国、い…

BATJ vs GAFA

BATJという言葉を最近耳にするようになってきた。GAFAとは、米国発のインターネット企業であるGoogle, Amazon, Face-book, Appleのことだが、これに対抗する立場の中国系企業群のことである。カッコ内は時価総額。 B : 百度 (642億ドル) A : 阿里巴巴 (…

ダボスのトランプ

米国トランプ大統領がダボス会議に出席すると聞いて、正直驚いた。一昨年の大統領選挙の戦い方は「反知性主義」と言われ、一部の知識を独占した特権階級が富を独占することへのアンチテーゼだった。ラストベルトの労働者たちはこの特権階級に搾取されている…

塩ラーメン、麵屋「四代目」

昨年函館に来た時に、何度か入ったことのあるラーメン店「ゆうみん」に姉妹店ができたのを知った。その名も「麺屋四代目」。この2軒は、市電の走る道路を挟んてナナメ向かいに位置している。今回は新しい店の方に入ってみようと、昼ちょっと過ぎにのれんを…

外国人墓地へ

港町はどこでもそうなのだが、函館は特に異国情緒のある街だ。北の玄関口だったことから、ロシアの色が濃い。マトリョーシカなどロシアのお土産を売っている店も、函館山の麓にある。船見町には旧ロシア領事館の建物もあって、市の景観形成建造物として保存…