Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

胡蝶蘭のその後

 贈答品として、根強い人気の胡蝶蘭。個人のお祝い事、開店祝いなど法人事業者向け、その他どんなシーンでも貰ってうれしい一鉢である。非常に豪華だし、花も比較的長くもつ。そう、3~4カ月は楽しめるはずだ。

 
 それでもいつかは茎の下の方から一輪、また一輪と花がしおれてゆく。その後の胡蝶蘭の行方は、一体どうなるのだろうか?何度か紹介したように、蘭というのは丈夫な植物だ。もともとヤドリギ的性格を持っているようで、何かに縛り付けておいても適当な湿気があれば育つし花も咲く。

    f:id:nicky-akira:20190512103655p:plain

 数年前花が終わった胡蝶蘭の鉢をそのまま窓際に置いて冬の寒さから守り、時々水をやっていた。すると春になって古い茎から新しい茎が出てきて、順調に伸びて以前のように花を咲かせた。2年ほどそうして楽しんでいたが、ある時古い茎に葉が生えてきた。
 
 かなり大きな葉になってきたので、その部分を切り出してミズゴケに植えておいた。すると、翌年少し小ぶりだがいくつか花を咲かせたのである。元の株も、元気に葉や根を伸ばしている。特に手が掛かるわけではない。寒くないように気を付けていれば、十分である。そんなわけで、当家の胡蝶蘭は、すこしづつ増えている。
 
 写真は小田原駅前地下街「ハルネ」でのある店の開店祝いの様子だが、こんなに一杯貰ったら結局は捨てるしかないかもしれない。お花屋さんの回収サービスって、無いのだろうか?
 
<初出:2016.11>