Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

最後までステーキ(後編)

 胃を落ち着かせるために、アペリティフカンパリソーダ。ほどよい苦みと炭酸で、胃が元気になるような気がする(だけ?)。さてワインを選ぶのだが、この航空会社では一般メニューのほかにその便に1~2種類特別のワインを積んでいる。頭の痛い国際会議などを控えた往路では、それを聞くのをわすれてしまうこともあるのだが、今回は聞いてみよう。

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 すると、「コロンビア・ヴァレーの赤白両方とも積んでます」との答え。それではお言葉に甘えて、前菜の海老のグリルはコロンビア・ヴァレーの白で、メインのフィレステーキ(和風ソース)は、同じく赤でいただくことにする。
 
 コロンビア・ヴァレーの白ワインは、すっきりとした香りと味わい。グリルはもちろん、温かいコーンスープにもよく合った。少し冷房が効きすぎているように感じるので、よりスープが美味しい。
 
 続いてメインのフィレステーキ。カリフラワー、トマト、ポテトの焼いたものが添えてある。ステーキ肉に掛かっているソースは醤油ベースのようだが、少しジェル状のものが交っている。ワサビではないがそれに似た味だから、ホースラディッシュのすりおろしたものかもしれない。

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 コロンビア・ヴァレーの赤ワインは、芳醇な味わい。これをちびちびやりながら、ステーキ肉を少しづつ口に運んだ。この4~5日の疲れがじわりじわりと出てきて、いつもより酔いが早い。とてもデザートまでは行きつけないだろう・・・などと弱気になりながら、しっかり味わった。白は1杯にしたけれど、赤はお代わりも貰った。
 
 会議・会合のことはさておき、一緒に行った友人たちに現地の人も交えて、いろんな店に行けたのが今回の収穫だった。やっぱりどの店でもステーキは食べたくなるし、現に食べた。しかし、ひょっとすると帰りの飛行機のステーキが一番だったかも。もう肩の荷も下りてましたからね。ごちそうさま。 
 
<初出:2018.8>