Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ダボスの夕暮れ(前編)

いろいろ聞こえてくる情報を総合すると、世界経済フォーラム(WEF)のダボス会議は、今年は不調に終わったらしい。トランプ先生はもちろんのこと、メルケル・マクロンという独仏の首脳が出席できなかったのがこれを象徴している。ダボス会議の目標はひとつの…

ワンコインランチ(秋盛り天丼:小諸そば)

9月末に「小諸そば」でもり蕎麦を食べたら、期間限定50円割引券をくれた。シーズンもののキャンペーンによくある手法だが、NINJAなどを「食べてみようか」という気にさせるには十分である。今回のシーズンものは、秋盛り天ぷら。 割引対象品は、秋盛り天ぷ…

機動力こそ戦力(帝国海軍)

1942年、アイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)と呼ばれたソロモン諸島のガダルカナル沖では日米両海軍の死闘が繰り広げられた。1942年後半は両軍の戦力が拮抗していた唯一の時期で、それ以前では米国海軍が劣勢、それ以後では日本海軍が劣勢で一方的な戦闘…

機動力こそ戦力(ドレッドノート級)

太平洋戦争開戦直後、日本海軍の新鋭機「零式艦上戦闘機」は、フィリピン・インドネシア・インドシナ半島一帯を暴れまわった。日中戦争で経験を積んだベテラン操縦士も多かったし、速度も武装もこれまでの戦闘機とは一線を画すものだったから、事実上無敵と…

禁酒日のディナー(番外地)

この日は昼食が遅かった。会議の時間が僕の思うようにいかないのは仕方ないのだが、場所が23区内のあちらこちらに飛び散っているのが問題である。今日は東京じゅうを飛び回り丸の内で解放されたのは、午後8時近かった。禁酒日でもあり、東京駅周辺で夕食に…

ワンコインランチ(信州そば・本陣)

今日は午前中、都庁の南にある政府関係の機関を訪問した帰り、ちょっと新宿周辺のBook-offに寄っていく気になった。JR新宿駅南口の空港バス停前と、新宿三丁目伊勢丹の手前に2軒あって、この順に回っていけば地下鉄丸ノ内線新宿三丁目駅から乗って午後の目…

人件費と言う重圧

今月、吉野家ホールディングスの株価が急落した。1日で100円あまり下がったこともある。原因はもちろん業績不振で、赤字幅が拡大したことによる。決算を見ると、売り上げは伸びているのだがそれ以上に経費が膨らんでいる。特に重いのは人件費だ。 韓国文政…

いつか来た道(中国共産党政権)

今年の最大の問題が米中対立にあることは、おそらく疑う余地は無いだろう。特にG20の議長国である日本、B20の取りまとめ役となる産業界にとっては大きな試練とも言える。デジタル経済の視点で見ている僕たちからすると、とても巨大になったけれど、全く異質…

T7やT20の意味するもの

来年6月には、日本で「G20」が開催される。日本はすでに議長国としての役割を果たすことになっていて、6月末のサミットまでいろいろなことをしなくてはいけない。Gは政府間の会合だが、これと並行して「B20」という産業界の会合もある。Gに産業界…

火のないところに煙は立たず

多くの識者やメディアが、第二次世界大戦後で今の日韓関係は最悪だと伝えている。慰安婦問題の蒸し返し、徴用工問題の司法判断、自衛隊哨戒機への射撃レーダー照射やその後の言い訳など、「一昔前なら戦争になっている」と思う人も多いようだ。昨年末、日本…

「松屋」で朝ご飯

今日は朝早くからのイベントで、田町駅までやってきた。イベントの場所は、慶應義塾大学の三田キャンパス。朝9時からパネルディスカッションというのだが、こんなに早く人が集まるのだろうかと疑問に思う。準備の関係があって集合は8時半、自宅で朝食をと…

ドナウの中州にて

ホテルからドナウ運河の方に2分も歩けば、旧市街北の主要駅「Schwedenplatz駅」に出ることができる。ここにはトラムの駅、バス停、船着き場があり、地下に入れば2本のUバーンが走っている。そのうちの1号線に乗れば、今回の会議場「Austria Center」まで…

司法の在り方、東西の意識

すでに国際的な取り決めで決着していた第二次世界大戦時代以前の「徴用工」問題、文大統領は「個人の請求権は失われていない」として韓国の司法判断を支持した。日本政府や当該企業にとっては、まさに「藪から棒」という印象だろう。国際的な取り決めが守ら…

中国経済の行方(後編)

もうひとり、学の世界の人であるB教授は、もっと辛辣だ。中国経済の拡大は頭打ち、GDPは往時2ケタ成長、いまでも6%成長というが、中国政府発表は信じていないとおっしゃる。実体経済を見ると生産設備は過剰だし、投資はすでに過多である。どの先進国でも…

中国経済の行方(前編)

今年のG20でも米中対立は、当たり前の話だが解けなかった。今月からはG20の議長国は日本になる。6月末がサミットで、僕に多少関係のある「貿易・デジタル大臣会合」は6月中旬つくば市で行われる。それに先立ち、ビジネス部門の会合B20は、3月中旬と聞いた…

JR発足30周年記念割引

国鉄がJRとなって、30年経ったらしい。JR東日本では、今年これを記念して記念乗車券を発売したり、感謝祭を開催している。今回見つけたのは、駅そば店で特定のメニューを30円値引きするサービス。東京駅丸の内北口の地下にある「いろり庵きらく」で、3…

プレミアム・エコノミーのお酒

今回のバンクーバー旅行、ちょっと贅沢してプレミアム・エコノミーにしてみた。このフライトでは、2-3-2配置で2列しかなく合計14席。往復とも半分くらいの入りだった。飛行時間は往路が8時間、復路が9時間ほどだから、ヨーロッパ便よりはずいぶん短…

指定金融機関の憂鬱

鳥取県日南町、中国山地の真ん中に位置する町で、現在の人口は4,700人余り(平成27年)。昭和35年には15,000人を超えていたのだから、1/3以下になってしまった過疎の町である。ここで、鳥取銀行が支店を引き上げることを公表すると、町長がその報復として5.6…

世界最大の助産所

最近そのカンバンが揺らぎかかっているが、アメリカ合衆国は「移民の国」である。したがってどのような人種、民族でも基本的には受け入れてきた。ましてや国内で生まれたならば、両親のDNAがどうあれアメリカ国籍が付与される。 僕のように最近まで日本国内…

クックパッドのお家騒動

老舗の百貨店や石油会社、家具販売会社などで時々とりざたされる「お家騒動」。創業一家と新経営陣の意見が相違し、株主総会まで持ち込むプロキシー・ファイトが演じられることがある。古い企業ゆえのトラブルかと思いきや、このような新興企業でも起きてい…

サンマが豊漁だから

このところ数年不漁と言われてきたサンマ。秋の味覚としてまた庶民の食材として、長く日本人に愛されてきたものだ。それがもう乱獲で獲れないのかなと思っていたら、今年は豊漁。それもどの漁船も満載して帰ってくるものだから、母港の処理能力が追い付かず…

機内座席のモニターが無くなる?

アメリカン航空は、新規に導入する737型機(737マックス)の座席モニター画面を廃止することにしたようだ。http://www.cnn.co.jp/business/35095584.html?google_editors_picks=true これはまさに時代の流れ。乗客の多くが、スマートフォンやタブレットを持…

ワンコインランチ(霞ヶ関・麺食堂)

年末年始になると、霞ヶ関の官公庁ビルでは入館受付に長い列ができる。年末ご挨拶というわけで、カレンダーなどを袋に詰めた各社の霞ヶ関担当者が続々詰めかける。年始ともなると、各社の担当者が幹部を連れて新年ご挨拶にやってくる。社風にもよるが、大名…

尾張の喫茶店

久しぶりに名古屋に出かけて、少し時間があったので駅前地下街を歩いてみた。位置関係からいうと八重洲地下街に相当するのが「ユニモール」。そこで見つけたのが「コメダ珈琲店」。最近北海道にも上陸して、国内に展開を続けていると聞いた。愛知県は、旧国…

英国のデジタル課税案

欧州各国が、いわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に怒っていて、あら捜しをしたりあらたな規制を持ち出そうとしている話は以前にも紹介した。急成長した彼らだが、故意か失策かは別にして税金の払い方などで現地政府ともめるネタを提供している…

チャーハン・レート

海外で「孤独のグルメ」をしなくてはならない機会は、時々ある。夕方現地に着いたとき、ふと誰とも付き合う必要ない昼食時など、それは不定期にやってくる。野田岩・なだ万などの高級店から、吉野家・壱番屋・マクドナルドなど軽食店まで、日本でなじみのお…

ハワイは越えたけれど

沖縄への観光客数はどんどん伸び、とうとう年間でハワイを抜いたという記事があった。現に僕ら夫婦も、今年は定宿「ムーンオーシャン宜野湾」の予約をとることができなかった。で、今年はベイスターズのキャンプには寄れず仕舞い。東南アジアとの航空路線が…

生活費の高い10の都市

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の題記の調査結果がでた。調査の名称は「2017年世界生活費調査」というらしい。いろいろなことを調べているものだとは思う。年毎で変動要因になるのは、為替だと思う。調査期間はやや円高だったので、東京・…

米軍のRe-Transformation

昨年後半から顕著になった米中対立、単なる貿易摩擦ではなく年末には地球の覇権を争う事実上の戦争状態に突入した。ファーウェイ副会長のカナダでの拘束、企業秘密を持ち出そうとした中国人技術者の逮捕、「APT10」と呼ばれる中国のハッカー集団の告発・・・と…

アフガン・シリアから退いた意味

北朝鮮のことを最近忘れがちである。米中経済摩擦はほぼ戦争状態といえるし、サウジアラビアもロシアも怪しい動きをしているし。アフガニスタンやシリアの紛争も、終息しそうもない。北朝鮮のことはそのスポークスマンである韓国の文大統領の大活躍があって…