Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ドゥテルテ大統領への提案

就任当初は「フィリピンのトランプ」との呼ばれて、無軌道な言動がめだっていたドゥテルテ大統領だが、このところある意味落ち着いた政策運営になってきているように思う。確かに汚職(容疑の)警官を集めて「汚職を止めないと殺すぞ」と脅しつけたり、「麻…

フィリピン軍の新装備

しばらくニュースの無かったフィリピンのドゥテルテ大統領だが、麻薬やテロと国内で戦い、中国の海洋進出には警戒の目を向ける姿勢は変わっていないようだ。国家予算が約3.7兆ペソ(約7.8兆円)のフィリピンで、新規の軍事装備に3,000億ペソ(約6,200億円)…

戦後日本、幼年期の終わり

今年のG7「シャルルボア・サミット」も終了した。トランプ先生は早々に米朝首脳会談に向かったようだが、残された6人の政治指導者はどんな心持ちだったのだろうか。国際政治として、世界をリードしてきた米国の凋落は著しい。これからの世界はどうなるの…

エボラの脅威、トランプの脅威

史上初めての米朝首脳会談、本当に行われるかは「Only God knows」であるが、トランプ先生の「これまでの政権ができなかったことをやる」姿勢はますますエスカレートしている。ビジネス界ではよくある差別化戦略なのだが、国際政治の中心として米国政府がや…

二重国籍の是非

評論家の八幡和郎氏はずっと民主党代表だった蓮舫議員の二重国籍問題を、誰よりも厳しく追求し続けてきた人である。この記事も、蓮舫議員のことをいっているわけではないのに議員の写真が添えてある。メディア側の忖度かもしれないが。 https://headlines.ya…

トルコ風オムレツ

帰りのフライトは1220だから900にホテルを出て行けば間に合うのだが、天候が宜しくない。800過ぎには雨が降り出すとの予報なので、早めに出ることにした。「Foggy Bottom」駅までは2.5ブロック、なんとか降られないで駅に着いた。 空港近くの地下鉄終点まで…

日米協力は必要だが(後編)

官民あげてインフラ輸出というのはかなり以前からあった発想で、1980年代まで高度成長の余波を駆ってインフラ整備に尽力してきた(血道をあげてきた)業界としては、少子高齢化だ人口減少だバブル崩壊だと言ったところですぐに前向きのエンジンを止めること…

日米協力は必要だが(前編)

今回のDC入りは日米間の経済協力がテーマで、その中でも両国産業界が協力して第三国のインフラ整備に貢献しようというものだった。社会インフラといえば、電力・石油などのエネルギー、上下水道や衛生関連設備、公共交通や物流といった分野が想定できる。…

ANA Suite Lounge

また朝早く起きて800の成田エクスプレスに乗り、はるばる成田空港までやってきた。今回の目的地はワシントンDC、会合の場所は「Foggy Bottom」こと米国の国務省である。国務省の建物は地下鉄「Foggy Bottom」駅から南へ4ブロックほどの位置にある。ただ口…

ベルシーの財務省ビル(後編)

隣には日本でも会ったことのある、若いフランス人の官僚が座った。彼の実家は、リヨン近くのワイン農園だという。会合のことは会議で話せばいいと割り切って、リヨンの観光のことやブルゴーニュワインの話をしていた。グラスもなめただけではおさまらず、し…

ベルシーの財務省ビル(前編)

今回の出張の目的地は、ベルシーにあるフランス財務省・経済省のビル。リヨン駅のセーヌ川側を歩いてゆくと、5分あまりで着いた。入り口ではX線による持ち物検査を経て、チェックインカウンターでパスポートを渡し、誰のところへ行くか、何の用事かを話す…

国鉄のストライキ

先月フランスで威勢のいいマクロン改革の話を聞いてきたのだが、ある意味それがウソでなかった証拠に労働団体系の不満が爆発しているようだ。フランス国鉄の3ヵ月にも及ぶストライキを皮切りに、いろいろな業種でストライキ等の抗議運動が起きるらしい。エ…

アマゾンの誘致合戦

いわゆる「GAFA」の一角アマゾンの本社はシアトルにある。スタートアップ時代は典型的な西海岸型企業であり、今も本社はその時代からの位置にある。そのアマゾンが、北アメリカに第二本社を置く場所を探しているという話は以前からあった。カナダも含めて200…

ワンコインランチ(いろり庵きらく)

東京駅の八重洲側は、いまでも庶民的な街並みが残っている。それが証拠に、北口の交差点を渡ると富士そばあり、小諸そばあり、松屋ありと手ごろなランチの店が一杯ある。ところが、丸の内側となると綺麗に再開発がされてしまっていて、駅北のガード下くらい…

ガラガラのフライト

今回のヨーロッパ出張、ブリュッセルとロンドンの2カ所を弾丸で廻る日程である。ブリュッセルへは青い日系航空会社の直行便が便利。羽田発ならもっと良かったのにと思いながら、成田エクスプレス(東京駅8時発)に乗った。 ブリュッセルの国際会議には、海…

サウジアラビアの危機

トルコのサウジアラビア総領事館で、ジャーナリストであるカショギ氏が行方不明になって、2ヵ月になろうとしている。今では彼がサウジアラビアの意図で殺害されたことは確実とみられているが、生きたまま切断したとか、溶かして排水溝に流したとかいう猟奇…

「油断」への備え

古くはイラン革命でパーレビ国王が追われ、イラクのサダム・フセインが倒れ、イエメンやシリアの混迷も含めて中東地域は不安定になっている。先日は300名を越す死者を出したエジプトのテロ事件もあった。そんな中で、サウジアラビアだけには大きな混乱はない…

流通している高額紙幣

中国でキャッシュレス化が進んでいるという。15年くらい前、銀連カードの決済をできるように多くの日本商店もシステム接続をした。当時はまだ「爆買い」という言葉はなかったが、中国人旅行客が(当時としては)急増していたのである。それも含めて、現金決…

ガソリン車が消えていく

欧州各国が、2040年という遠い未来のことながらガソリン・ディーゼル車の販売を禁止すると発表し始めた。この記事はフランスについて語っているが、イギリスでも同様の発表がされている。ドイツの動向は知らないが、大きな自動車産業を持ちながらエコ意識も…

自動車設計の順番

自動車が大衆のものになるきっかけを作ったのは、T型フォード(1908年~)である。それ以降、ガソリンを燃料とし内燃機関を動力とした自動車の数は増え続けた。ガソリンというのは気化しやすい液体で、非常に引火しやすい。対戦車兵器の乏しかったソ連軍は…

大都会のスマートモビリティ

県民所得が一番低い沖縄で、何故か生活保護受給者が多くないという。2014年の統計だが、100世帯あたり4.1世帯と高い方ではあるが、大阪府の5.3世帯、北海道の4.5世帯、高知県の4.4世帯は下回っている。その理由のひとつだが、受給者は自家用車を持つことがで…

政治家と司令官の間

「海兵隊が抑止力だとは知らなかった」と、普天間問題を始末できずに辞任した民主党鳩山首相に代わって首相の座に就いたのは、同年で同じく理系の菅直人議員である。宇宙人と呼ばれた前任者に比べて、新党さきがけ時代に厚生大臣の経験もあり、この時は「薬…

放送と通信の融合(後編)

さらには米国中心のインターネット大手も堂々と参入、豊富なコンテンツやサービスをもって静かな革命を起こし続けている。業界関係者は程度の差こそあれ今の事態をうすうす感づいていたから、放送通信融合時代に自社は何をするべきか考えていた。しかしその…

放送と通信の融合(前編)

政府の規制改革推進会議(議長:大田弘子政策研究大学院大学教授)が、放送法の改訂など含めた放送業界の規制改革を議論している。争点となっているのは、 ・放送の政治的公平性を求めている放送法4条の撤廃 ・外資の参入規制撤廃や、放送設備と番組制作の…

情報通信省への期待

もり・かけ問題に加えて、防衛省の日報隠蔽疑惑も出てきて霞ヶ関、永田町(市ヶ谷もだろうが)は大騒ぎである。そこで出てきたのが「省庁再々編」という話。まさか防衛省をどこかと一緒にしようなどと思わないだろうが、公文書改ざん問題の出た財務省からは…

ワンコインランチ(茅ケ崎・ブータン)

相変わらず休日のBook-off巡りが止まない僕だから、今日も茅ヶ崎にやってきた。駅ビルには有名な「一風堂」も入っているのだが、とてもワンコインには収まらないのでパスして地上へ。駅ビルから2軒隣のビルの1階に、以前から気になっているカレーショップ…

士道に背きまじきこと

財務省の文書改ざん問題や文科省の小学校講演調査問題などで、大荒れの国会である。野党はなんとか政治家を引っ張り出そうとしているし、デモ隊も安倍夫妻をヤリ玉に挙げて練り歩いている。日本はそんな状態なのだが、インドネシアでは政治家を批判したら逮…

読めない投票動向

名護市長選挙は、自民・公明・維新が推した渡具知候補が当選し、辺野古基地絶対反対を唱えていた現職稲嶺候補は敗れた。ウチナンチューとしては、現地の有権者がどう考えていたかは報道によって知るしかない。事前には現職優勢もしくは接戦との報道だったの…

普天間問題の天王山

名護市市長選、3選を狙った現職の稲嶺氏は敗れた。これは、普天間問題解決への天王山になるかもしれない選挙戦だったと思う。稲嶺候補を支援した各党や沖縄県知事からは「辺野古基地という争点隠しに敗れた」とのコメントがあった。実際当選した渡具知候補…

日本ハム、アリゾナキャンプの余波

もう4年経ったのかと感慨ひとしおである。毎年避寒で宜野湾に出かけ、普天間基地に離着陸する米軍機を見るようになって6年以上になる。ちょうど市長選挙やプロ野球キャンプの時期に重なるので、すでに2回宜野湾市長選挙の運動は目の前で見た。今年は宜野…