隣には日本でも会ったことのある、若いフランス人の官僚が座った。彼の実家は、リヨン近くのワイン農園だという。会合のことは会議で話せばいいと割り切って、リヨンの観光のことやブルゴーニュワインの話をしていた。グラスもなめただけではおさまらず、しっかり味わってしまった。
ガス入り、ガスなしの水は選べるのだが、食事が進むうちにその区分はいい加減になってきた。僕は普通はノン・ガスを飲むのだがガス入りを勧められても飲むようにした。これは水のギャルソン(これ今は使えない言葉)がいないせいである。アルコールの分解には、ガスは関係なく水は必要なのだ。
その後当たり前のように、デザートが出てきた。こんなことでいいのだろうかと悩みながらもデザートのティラミスまでしっかり食べてしまった。元々酒に弱い方ではないし、午後の会合のプレゼンも(酒の勢いではないが)それなりに出来たと思う・・・思いたい。うーん、マクロン大統領ではないですが、ランチでもワインはOKだと思いますよ。ごちそうさま。
<初出:2018.3>