また朝早く起きて800の成田エクスプレスに乗り、はるばる成田空港までやってきた。今回の目的地はワシントンDC、会合の場所は「Foggy Bottom」こと米国の国務省である。国務省の建物は地下鉄「Foggy Bottom」駅から南へ4ブロックほどの位置にある。ただ口の悪い米国の官僚は、国務省をバカにして「Foggy Bottom」と呼んでいるようだ。「Bottom」には「お尻」の意味があるらしい。
朝早かったので空腹状態で、成田空港のラウンジにたどりついた。青い日系航空会社で昨年ずいぶん飛んだのでステータスが上がり、今年度からはダイアモンド会員になった。ダイアモンド会員は一段上のラウンジ「ANA Suite Lounge」を使うことができる。
「ANA Lounge」との違いはやや広めの座席などいろいろあるが、食事のバリエーションは増えている。「お飲み物は?」と聞かれたので、まずトマトジュースを頼む。機内食を含めてどうしても野菜不足になりがちなので、ジュースはオレンジ等でなくトマトを選ぶことが多い。
嬉しいのは、ホテルの朝定食のようなものが食べられること。お腹が空いているのでご飯、味噌汁の具は油揚げとネギ、豆腐の白和え、明太子、つくね串、だし巻き卵、魚の切り身に海苔を取ってきた。最近は宿泊の国内出張はあまりなく、ホテルの朝定食とは縁が薄い僕だ。こういうおかずでの白いご飯はたまりませんね。2杯食べて満足し、これから12時間あまりのフライトです。
<初出:2018.5>