帰りのフライトは1220だから900にホテルを出て行けば間に合うのだが、天候が宜しくない。800過ぎには雨が降り出すとの予報なので、早めに出ることにした。「Foggy Bottom」駅までは2.5ブロック、なんとか降られないで駅に着いた。
空港近くの地下鉄終点までは、シルバーラインという列車が10分毎見当でやってくる。２月のときのように寒くはないからありがたいが、相変わらずこの列車は遅い。途中バスに乗り換えてダレス空港に着いた。ちょうどチェックインカウンターが開いたところで、知り合いの某省の人と並んでチェックイン。TSA-Preが付いていたので、ありがたく思って保安検査場を通る。
で、もう３度目になるがトルコ航空のラウンジへ。最初は陰に隠れたお酒カウンターに気付かなかったが、前回は旅慣れた人と来てワインを楽しんだ。でも、まずは腹ごしらえをしたい。ラウンジの食べ物は本当にレベルに差があって、この空港ではルフトハンザのラウンジの方がハムの品揃えなどは良かったと思う。
しかし今回気付いたのは「トルコ風オムレツ」、フライパンの上にトマトのざく切りを入れて軽く炒め、その上に玉子をどんどん割り入れて蒸し焼きにしたもののようだ。最後にあさつきのようなものをまぶしてある。トマト、キュウリと正体不明のミニおにぎりのようなものにオレンジジュースを添えて、一皿目にした。
このオムレツ（というか玉子蒸し）は、懐かしい感じがした。子供のころ母親が手軽に作ってくれたのが、「キャベツ蒸し」。刻んだキャベツをフライパンに敷き、その上に玉子を割り入れて蒸し焼きにする。結構これだけで、おかずになったものだ。
とりあえず小腹は満たし、フライトの中で十分食べられるように次の一皿はおつまみにした。お酒カウンターには常時人はおらず、適宜呼んで注文する形式である。スプライトをチェイサー代わりに、３種のおつまみを取って来て、残った時間を白ワイン（シャルドネ）で過ごした。呑み終わるころ、そして本を読み終わるころゲートに行く時間になりました。やれやれ、帰れそうです。
＜初出：2018.5＞
