今回のヨーロッパ出張、ブリュッセルとロンドンの２カ所を弾丸で廻る日程である。ブリュッセルへは青い日系航空会社の直行便が便利。羽田発ならもっと良かったのにと思いながら、成田エクスプレス（東京駅８時発）に乗った。
ブリュッセルの国際会議には、海外ビジネス経験豊かな人、霞ヶ関の人、現地オフィスの人と何人もの仕事仲間が参加する。皆さん僕よりずっと英語がうまい。頭の中が白くなった時には、みんなで助けてもらいたいと思う。
ゲート前でビジネスマンと会ったのだが、なんとなくゲート前の人が少ない。二人で乗り込んだが、周りはガラガラ。ＣＡのお姉さんが来て、上着を預かってくれる。その時に、「今日はビジネスクラスは９名のご予約しか入っていません。ご注文はなんでもおっしゃってください」という。このフライトには、ファーストクラスはついていない。50弱のビジネスクラスが最上級席なのに、それが２割しか埋まっていないとは･･･。
ブリュッセルには、赤い日系航空会社のフライトはない。だから、比較的値崩れしないのだという。もともとクリスマスのイルミネーション等はあるにせよ、この時期ブリュッセル周辺はあまり魅力的な観光地ではない。値段が高くてニーズが少なければ、ガラガラなのもやむを得ないだろう。９名の乗客はみんな僕らのようなビジネス客のように見えた。
なんでも注文をといわれたし、いろいろ気配りをしてくれるのはありがたい。そうはいっても２人前食べられるわけでもないし、飲み過ぎれば着いてからの仕事に差し支える。復路なら多少ハメを外してもいいのだが･･･。
最近ＥＵ政府との関係が増えてきて、まだしばらくはここに通わなくてはいけないのだから、直行便がなくなるのは困る。閑散期とはいえ、集客の努力を青い日系航空会社さんには望みたいですね。
＜初出：2017.12＞
