相変わらず休日のBook-off巡りが止まない僕だから、今日も茅ヶ崎にやってきた。駅ビルには有名な「一風堂」も入っているのだが、とてもワンコインには収まらないのでパスして地上へ。駅ビルから2軒隣のビルの1階に、以前から気になっているカレーショップがある。同じビルの1階で向かい合っている「横浜家系ラーメン」はド派手な看板を出しているのに対し、カレーハウス・ブータンとだけ控えめに書かれたメニュー表が出ているだけ。ガラス張りで中の活況が見えるラーメン店とはこれも対称的に、中の様子は良く見えない。
カレーと言えばチェーン店では「CoCo壱番屋」がダントツ、「GoGoカレー」など他のチェーンを引き離している。一方、牛丼チェーンも標準的にカレーライスを置いているし、蕎麦チェーンでも標準メニューにある。そんな中、チェーンでもないカレー専門ショップは珍しい。あっても、ワンコインでは食べられないので、今回入ってみることにした。
カーブしたカウンターに10席だけの小さな店、親父さんがフライを揚げ奥さんが盛り付ける夫婦2人だけの経営のようだ。基本メニューはチキンかポークのカレー。選んだのはポークカレー、520円なり。福神漬けとラッキョウがセルフサービスになっていて、キャベツ等の浅漬けと味噌汁まで付いてきた。
浅漬けのあじはまずまずだが、白味噌の味噌汁は薄い味、具のワカメも目立つほどではない。大体濃い味のカレーに味噌汁が(多少濃くても)合うような気はしない。カレーソースの味は悪くないのだが、ご飯が少し柔らかすぎで粘り気が多い。僕はカレーライス用のご飯は、長粒種の方が好きなくらい。牛丼チェーンなどでは牛丼用のとカレー用のご飯を分けるのは難しいだろうから仕方ないとして、カレー専門店なのだからそのくらいの工夫は欲しかった。
味噌汁と漬物が無かったら、駅そば店のカレー(400円くらい)のようなものです。さすがに、それよりちょっとは美味しいですが・・・。安くて美味しいカレーライスの専門店、まだ懲りずに探しますよ。
<初出:2018.5>