2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「もり・かけ・スパ」というのだそうだ。森友学園問題、加計学園問題、スーパーコン(企業)詐欺疑惑の3つを指している。いずれも、現政権、安倍総理に近い人物が関与し、利得を得たという疑惑である。それが真実かどうかは、あてにならない国会審議ではな…
森友学園の用地取得関連で、結構大きな騒ぎになっている。確かに国民の財産に関する話で政府予算に全く無関係というのでもないが、2017年度予算の審議の一番目に上がってくる議題ではないと思う。野党側は自民党の先生(鴻池議員)の名前が出てきたし、なに…
日本・ポーランド戦が摂氏40度の酷暑の中で行われた街ヴォルゴグラードは、かつてはスターリングラードと呼ばれていた。第二次欧州大戦のターニングポイントになった場所で、独ソ両軍の大量の血を吸った街である。ヴォルガ河など大河が流れるところで、交通…
トランプ大統領が機関銃のように乱射している大統領令(Executive Order)であるが、司法に待ったをかけられたものもありご本人が思っているように成果が揚がっているわけではない。いらだちを隠すこともないトランプ先生であるが、今週は新しい大統領令を出…
毎度お騒がせのドゥテルテ大統領、今度は「米国と決別宣言」である。米国大統領に「地獄に落ちろ」と言った(であろう)人物はいくらでもいる。ビン・ラディンもサダム・フセインも、アサド大統領だってそうだろう。古くは半狂乱になったヒトラーが、ルーズ…
「フィリピンのトランプ」こと、ドゥテルテ大統領の暴言が止まらない。オバマ大統領を下品な言葉(Sun of the bitchに相当)でののしったかと思えば、国連の潘事務総長を「お前もバカのひとり」とあざけった。本家(?)のトランプ氏は昨今柔軟路線に転じた…
売れっ子芸能人が特段の理由がわからないまま引退するケースが増えている、という記事があった。この手の話が昔はなかったわけではない。古い話で恐縮だが、山口百恵やキャンディーズの引退で嘆いていた学友もいた。このようなケースは、大きなニュースにな…
40年近くも独裁政権を保ってきた93歳(本当かな?)のムガベ大統領が、退陣に追い込まれた。亡命先の南アフリカ共和国からジンバブエに戻ったムナンガグワ氏が大統領に就くという。完全な民主主義を約束したそうだが、そんなもの出来もしなければ、あるわけ…
イスラエル建国直後、この国は非常に危ない状況に置かれていた。まさにアラブの大海に浮かぶ小島のようなもので、土地を奪われたパレスチナの人たちの怨念は津波のように押し寄せていたからだ。現にその後、4次にわたる「中東戦争」が起き、多くに勝利した…
ポリスマンを辞めたといいながら、オバマ政権のアメリカはシリアに介入した。その目的がぼくらにはよくわかっていない。一つには、アメリカのテロを仕掛けると公言するIS(イスラム国)の打破、もう一つにはアサド政権が自国民を殺しまくっていることへの…
テルアビブ滞在中も、ニュースは東グータ地区の件がトップだった。イスラエルはもちろん欧州にとって、シリア情勢は足元についた火である。その注目がこの東グータという日本人には馴染みのないエリアに、今集まっている。もともと2012年の「アラブの春」で…
国連機関も多く位置し、永世中立国として知られる国スイス。物価は高いが、夏季を中心に多くの観光客がやってくるリゾートの国でもある。一年で一番寒いころ、世界の経済をリードする人たちが集う「ダボス会議」の舞台もここにある。風光明媚な山々、ゆった…
4年に一度、11月の最初の月曜日の次の火曜日、アメリカが赤と青に塗り分けられる日がやってくる。おそらく東海岸と西海岸の沿岸部は青色に、中央部分は赤色に染まるだろう。僕は南東に張り出した半島がどの色になるかで、勝負が決まると思っている。ある会…
FBIが、ヒラリー・クリントン候補のメール問題を訴追しないと決めたと発表した。昨日は事情聴取したむねの報道があり、心配していたが杞憂に終わったようだ。二大政党から大統領候補が各々名乗りを挙げ、さてこれから一騎撃ちという時に片方が訴追されて脱落…
ペルーの大統領選挙が大接戦だという。6/6の21:00時点で決着がついていない。日系のケイコ・フジモリ氏と前首相のクチンスキー氏(ポーランド系?)の決戦投票である。以前ゲリラが出没する国だったが、アルベルト・フジモリ大統領が、強硬策に出て治安を回…
マレーシアはイスラム国家である。経済成長著しい国でもあり、日本文化もどんどん流入している。スシ・サシミも人気なのだが、醤油がいまいちだと気づいた人がいる。イスラム教徒はアルコールは口に出来ないのだが、日本の醤油はわずかにアルコールを含んで…
香港返還から20周年になる今年、習主席が初めて香港にやってきた。当面1国2制度は守るのだが、独立などもってのほかと強面だったという。3年前の「雨傘運動」以来、なんとなく足が向かなくなった香港だが、物価の高騰・人口流入・格差拡大などで市民の不…
一時期、アジアのいろいろな国を巡っていたことがある。3連休に1日休みを付けて3泊4日、最初の街をざっと偵察するなら十分な日程だ。当時(今もか?)成長の期待が高いベトナムにも、2度行った。最初はホーチミン、昔の名前はサイゴンという。 北ベトナ…
一時期、香港にも何度か旅行している。仕事でも、2度たずねた記憶がある。以前は空港から中心街まで1時間以上バスに揺られていったものだが、エアポート・エクスプレスが開通して便利になった。到着ロビーからそのまま歩いて行って、段差なく乗車できる。…
以前富山市の森市長が、住民基本台帳の4情報(氏名、生年月日、住所、性別)を使って市の住民の居住状況、分布をビジュアル化して市政に生かしているということを紹介した。高齢者が市の中心部に多いことが一目でわかり、公共交通機関の整備や高齢者施設の…
急に暖かくなって、咲き始めたソメイヨシノも一気に満開になってしまった。東京そのものが温暖化しているせいか、桜前線はいきなり関東に上陸してそこから内陸へと進んでゆく。このところ忙しくなってきて一日数カ所廻っているから、寒くなく雨も降らないの…
3月29日、30日の2日間、慶應大学の三田キャンパスで「第六回サイバーセキュリティ国際シンポジウム」が開催された。慶應に加えて笹川USAも主催に名を連ね、多くの外国人も登壇/参加する大イベントである。業界の人が多く参加するというので、僕ものぞいて…
「2島マイナスα」などと伝えられる北方領土交渉の行方だが、ロシア側の強硬な態度が目立っている。姿形からして横柄なラブロフ外相は、「北方領土と言う言葉を止めろ」とおっしゃる。この方5年程前にオランダで開かれたサイバーセキュリティの会合で挨拶を…
ワールドカップ大会を無事済ませ、シリアでの存在感を十分示しながら、国内では年金制度改定に対する市民の怒りを買って反対デモに悩まされているプーチン政権。今月は、ロシア版サミットとも言える「東方経済フォーラム」を主宰し、中国や日本の元首を招い…
ロシアでは8月から高齢化に伴って高齢者の医療・介護の負担を増やすことになったが、それだけではなく年金支給年齢の引き上げに向けて「人生100年時代」と銘打ったキャンペーンが進行中である。自然に長く働き、「社会全体の生産性」を高める気運を醸成しよ…
「インターネットは世界でひとつ、国境を渡るデータの自由を確保しよう」というのは、僕たちがずっと主張しつづけてきたこと。G7やG20、TPP交渉やRCEP交渉で日本の産業界は言い続けているのだが、容易に首をタテに振らない大国が2つ。目立つの…
少し寒さは緩んだものの、まだ寒い。この日朝から会合が立て続けにあり、何も食べていない。午後2時ころ、最近よく通うようになった青山一丁目の駅に着いた。昔深い付き合いがあった大手商社の本社ビルが見える。その隣には秩父宮ラグビー場、神宮外苑まで…
また恐れていた事態が起きた。仮装通貨の流出というと4年前のマウントゴックス事件を思い起こさせるが、あれはアナログ世界でも起きる「詐欺」。今度のは本当に、サイバー攻撃による「デジタル社会」の事件である。実態の解明はこれからだが、サイバー攻撃…
プーチン大統領自らが関与して大統領選挙中の米国民主党本部へのサイバー攻撃をしたとの疑惑を、米国情報部門が明らかにしている。当初は「でっちあげ」と言っていたトランプ次期大統領も、報告だけは受ける姿勢に転じたらしい。もちろんロシア政府は「魔女…
昨年の夏、ある学会でオレゴン州ポートランドを訪れた。北はワシントン州、南はカリフォルニア州に挟まれた米国西海岸の州である。残念ながら、日本からの直行便はない。サンフランシスコで乗り継いで午後空港着。日はまだ高いし、トラムが空港まで伸びてき…