Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

たびにっき

日本航空のビジネスクラス(往路後編)

さてメインの食事も終わったので、日本時間ではまだ午後2時前だがひと眠りすることにした。飛行機はまだシベリアの端にとりついたばかりの位置にいる。フランスとは8時間の時差があり、この時点では午前6時前。出発が月曜日だったので、週末の2日間昼寝…

日本航空のビジネスクラス(往路前編)

イスラエルから帰って、中1週間で今度はパリへの出張になった。会議の詳細日程がなかなか見えてこなくて困ったが、場所は地下鉄ベルシー駅の側だと言う事だけは比較的早く分かったのでフライト・ホテルは余裕をもって決めることができた。 主会議場はベルシ…

プラナカン文化

シンガポールの中心部、地下鉄シティホール駅の近くに「プラナカン博物館」というものがある。プラナカンという人たちがどこから来てどういう暮らしをしていたのか、「衣食住」や「冠婚葬祭」をいろいろな展示物で伝えている。プラナカンとは、マレー半島や…

マサダの砦

イスラエル出張から帰る日、フライトは夕刻だということで東部ヨルダン国境にある「死海」を訪ねることができた。エルサレムから1時間ほど東へ向かうと、丘陵が岩山に変り、徐々に緑が少なくなっていった。羊が草を食んでいたのが、生物の影が見えなくなっ…

死海を食べる

死海周辺の年間降水量は、50~100mm。昨今の日本なら、1時間で降ってもおかしくない量である。それゆえ周りには人工のもの以外緑はない。観光拠点エン・ボケックにはどこからひいているのか、淡水があふれている。ひょっとすると死海の水を淡水化して使って…

キリスト生誕の地

パレスチナの地に囲まれた街エルサレム、現在はイスラエルの「首都」であるが、パレスチナの人たちにとってもここは聖地でありパレスチナの首都だという意識は強い。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教全ての聖地であり、その帰属は世界の最大課題である。 キ…

ハノーファー中央駅

北ドイツの主要都市のひとつ、ニーダーザクセン州の州都ハノーファーの人口は約51万人。ドイツは中規模の地方都市が集まってできたような国で、この街は比較的大規模な方だと思う。この規模の街には、ほぼ例外なく近郊鉄道(Sバーン)、地下鉄(Uバーン)…

ハノーファーを食べる(3/終)

国際会議が終わったのは夕方6時過ぎ、トラムを一回乗り換えてホテルに戻り書類の整理をして午後7時。公式行事は終わり、あとは帰るだけだ。もちろん、今夜の最後のディナーは楽しみにしていたものを食べるのだ。まだ日没まで3時間はある。メルキュールホ…

ハノーファーを食べる(2)

滞在の2晩目、夕方5時というのに陽は高い。それでも時差の関係で眠くなってきたので、ホテルに戻って夕食とすることにした。今夜はロビーの軽食ではなく、勧められた隣のメルキュールホテルのレストランに行くことにする。ただ、そんなに重いものを食べら…

ハノーファーを食べる(1)

ハノーファー空港到着は1900過ぎ、この時期の北ドイツは日没は2200過ぎだから十分明るい。移民と思われる肌の浅黒いタクシードライバーは、ホテルの名前を聞いただけであっさり車をスタートさせた。地図を見ながら、路上の地名票などと照らし合わせて正しい…

40分での乗り継ぎ

3月にフランス政府・産業界との小規模な国際会議に参加したのだが、今度は同じ趣旨でドイツ政府・産業界との会合をやると霞ヶ関から詳細の連絡があったのは先月はじめ。場所は当初ベルリンの予定だったが、最終的にはハノーファーで行われることになった。 …

初めての「Cebit」(3/終)

「Cebit」は世界最大のICT関連カンファレンスであるが、今回目立ったのはドローンやロボット。レシプロ航空機が既定の空域を飛ぶ正確性や速度を競うエアレースというものがあるが、そのドローン版をするフィールドが設定されていて、2重のネットの中をうな…

初めての「Cebit」(2)

先日お台場の国際展示場で、ある国の展示ブースに行って会合をした。国内のイベントも久し振り、多分10年以上のブランクがあっただろう。その規模の大きさに驚いたものだった。適当な招待券を出したら、それは別棟の受付でないと入場券に替えられませんと言…

初めての「Cebit」(1)

最後にコンピュータカンファレンスに行ったのは、もう25年ほど前になるだろう。ラスベガスで毎年秋に開催されていた「COMDEX」だったと思う。かつてはそれそのものは何も芸をしないメインフレームが中央に鎮座していて、先進的なコンピュータ技術に皆が群が…

轟音の下の市場

台北地下鉄の淡水信義線の圓山駅前には、「花博公園」が広がっている。このあたりは地下鉄と言っても高架上を走っている。プラットフォームから見ると、スタジアムのような円形の建物があり、緑が広がり、基隆河の対岸には「圓山大飯店」がそびえたっている…

中山地下街

今回の滞在先の最寄り駅は、地下鉄淡水信義線の雙連駅である。台北は地下鉄網が発達しているのだが、ここは3つの線に囲まれる位置にあり、4つほどの駅に徒歩で行けるのはいいのだが、最低10分近くかかる。その中で一番近いのがこの雙連駅。 この駅から北に…

松山火車駅周辺(後編)

一方松山駅の南側には、五分埔商圏というエリアが広がっている。およそ150m四方の中に、無数の商店が詰め込まれていて、特に服飾の豊富さや安さは飛びぬけている。ここを見つけたのは、最初に台湾旅行をした10年近く前だった。 当時は地下鉄松山新店線は開通…

松山火車駅周辺(前編)

台北では続々地下鉄の開通/延伸がされているというのが、3年前訪問したころの印象だった。10年ほど前に、ソウルで毎回新しい地下鉄に乗れて喜んでいたことを思い出させる。今回も台北駅近くまで、桃園空港からの新しい地下鉄が開業していた。 前回来た時の…

3年ぶりの台北

米国で「台湾旅行法」が成立し、政府高官(といっても多くがまだ空席だが)の台湾公式訪問が増えつつあるという。「ひとつの中国」には徹底的にこだわる中国政府は激怒しているが、トランプ先生はどこ吹く風。現行の蔡政権になってから、中国・台湾の関係は…

チューリッヒ空港のラウンジ

ジュネーブは有名な街だが、人口そのものは20万人に満たない。ジュネーブ空港の一部はフランスの領土にかかっていると言っても、フランス側から多くの乗客が見込めるとも思えない。だから空港も大きくなく、大型機の運用は難かしいだろう。 今回のフライトは…

コルナバン駅から空港へ

ジュネーブの中央駅の名前は、コルナバン駅という。トラムが数本入ってくるし、バスもかなりの数乗り入れている。ホテルを駅前に取っておいたので、チェックアウトして直ぐ駅の地下街に入っていける。トラムやバスは1階部分、ファーストフードの店やお土産…

冬のレマン湖

肩の凝る会議も終わり、簡単な食事をとって直ぐに眠ってしまった。モダンな造りのホテルで、駅に近く便利なのだが、エアコンの利きは良くない。時差の関係で、ヨーロッパ地区だと大体午前2時くらいに目が覚める。それ以上眠れない場合は、翌朝用に買ってお…

スイスエアーのビジネスクラス(後編)

昔南ドイツのコンスタンツに仕事で行っていたころは、スイス・エアーのこのフライトに乗ることが多かった。当時の日航などよりよいサービスだと思っていたのだが、一度倒産しルフトハンザの関連会社になってしまった。今は正式名称「Swiss International Air…

スイスエアーのビジネスクラス(前編)

ワシントンDCからここ(成田空港)に戻ったのは、先週の日曜日だった。今回は中6日で同じ日曜日に、僕は成田空港の出発ロビーにやってきた。行先はジュネーブ、夜には氷点下になるということで、カバンにはコートを詰めてある。 日本からジュネーブへの直行…

ビショップ・ミュージアム

ホノルル滞在の最後の日、以前から気になっていた「ビショップ・ミュージアム」に行ってみることにした。ハワイを施政権に従って北米と呼ぶか、地政学的にオセアニアと呼ぶかは議論がありそうだ。僕はオセアニア説を採りたい。広い太平洋に分布する海洋民族…

アラモアナでも「獺祭」

アラモアナセンターの変貌は著しい。山側の一角を占めていた「ノードストローム」はワード地区寄りに移り、その後にフィットネスジム(1階)と「ターゲット」(2~3階)が入っていた。100人以上のフィットネスをする人を通りから眺められるのは、宣伝の領…

真珠湾への道(後編)

入り口で何もバッグ類はもってないよと示して場内に入り、正面がアリゾナ記念館への整理券配布所。記念館のキャパシティには限界があるので、ここでもらった整理券で入場できる時間が決まる。残念ながら3時間後のものしか手に入らなかった。次回はもう少し…

真珠湾への道(前編)

以前から、真珠湾には行ってみたいと思っていた。今回バスを徹底利用しようと思っていたし、昨年末から1日乗車券ができて利便性が上がっている。従来のトランスファーという(アナログ)システムは、旅行者には分かりにくかった。 今日は行くぞと意思を固め…

ホノルル港とアロハタワー

ダウンタウンに滞在していて「いいな」と思うことは、歩いてすぐのところにも観光ポイントが多いことである。ワイキキにもあるよといわれそうだが、どうしても観光客向けに造った観光ポイントだから「史跡」などよりは興味が薄くなる。 「Aston at Executive…

ワイキキの実弾射撃場

銃というものは、特に男の子にとって興味を惹くものである。子供のころ映画やTVで主人公が拳銃を撃ちまくり、ライフルや短機関銃を持った敵兵をバタバタ倒すのを見て「ライフルって役立たずだな」と思ったものだ。だから、拳銃のモデルガンは大好きで、僕…