Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

真珠湾への道(前編)

 以前から、真珠湾には行ってみたいと思っていた。今回バスを徹底利用しようと思っていたし、昨年末から1日乗車券ができて利便性が上がっている。従来のトランスファーという(アナログ)システムは、旅行者には分かりにくかった。

 
 今日は行くぞと意思を固め、ベレタニア通りに出て西方面のバスを待つ。ここにも何人かの浮浪者が「定住」している。何本か真珠湾の入り口を通るバスはあるのだが、ガイドブックに例示されているのは20番と42番。20番はダニエル・K・イノウエ空港を経由するから15分ほど余計にかかる。運よく42番のバスが先にやってきた。
 

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 韓国人と思しき団体客が乗っていて、なかなか騒がしい。途中からH1高速道路の下を走り始めて、おおむね1時間。アリゾナ記念館入り口に到着すると、韓国人グループもここで降りた。
 
 1941年12月7日、南雲機動部隊6隻の正規空母から飛び立った艦載機が、この湾に停泊していた米軍艦艇や周辺の飛行場の航空機を襲った。その時沈んだ戦艦アリゾナの上に記念館が立てられている。記念艦へは専用の船で行くのだが、船着き場のとなりに潜水艦ボーフィン号が係留され、潜水艦の博物館もある。そのほか、真珠湾の中にあるフォード島には「太平洋航空博物館」、「戦艦ユタ記念碑」、「戦艦ミズーリ記念館」という見どころがある。
 
 これら全てを見ようと思えば1日では足りない。今回は、次回以降のための偵察のつもりである。まずこのエリアに入るためには、バッグ等は預けないといけない。海軍のコントロールエリアなのでテロへの警戒から一切の手荷物は携行できない。それを知っていたから、夏用の上衣を着て財布やスマホをポケットにいれていった。
 
<続く>