Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

OHIO, the Rust Belt

1960年以来、オハイオ州を落として大統領になった人はいない。選挙人18人を持ち激戦州として知られるオハイオ州には、大統領を決める州というジンクスがある。ラスト(錆びた)ベルトという言葉は、今回の選挙まで知らなかった。オハイオ州がそんなに寂れた…

タスク・フォース

米国海軍は真珠湾でほとんどの主力艦を行動不能にされ、フィリピンにいた巡洋艦隊も壊滅してしまった。米軍は、西海岸や大西洋から補充した艦艇で、当座をしのぐしかなかった。手もとにあるのは、数隻の空母と巡洋艦だけである。 日本軍は、フィリピン、イン…

空母機動部隊

漸減邀撃作戦には、根本的な欠陥があった。まず、仮想敵国(この場合米国か米英)が、日本近海まで主力艦隊を派遣してくれなくてはいけない。主力艦はハワイやフィリピンに居て、日本を遠巻きにしておく。日本の本国へ石油などを輸送する船を全部沈めてしま…

漸減要撃作戦

軍縮条約で、米国・英国の5に対し主力艦の比率を3に抑えられた日本海軍は、漸減邀撃作戦というものを考えた。軍人は前の大戦のドクトリンで、次の大戦を戦おうとする、と前に述べた。日本海軍は、日本海海戦(1905年)の戦訓で「日本近海での米国主力艦隊…

赤い彗星

小学生のころは、確かにマンガを読んだ。「伊賀の影丸」や「サイボーグ009」は好きだった。しかし、中学生になると、まず手にしなかったように記憶している。それでも、大人になっても読む(&見る)に耐えるものは少ないけれど、あった。 ひとつは「機動…

公明党が困ること

公明党というのは不思議な政党だ。「平和の党」だったはずなのに、今回の「いずもの空母化」をはじめとする安倍政権の右寄り(?)な姿勢に同調し続けている。一方消費増税にあたっては、業界に大混乱を巻き起こしている「軽減税率」を強硬に主張、我が党の…

節目の年だったかも

今年の法曹界の大ニュースと言えば、オウム事件の死刑囚13人が一斉に処刑されたことが挙げられるだろう。まさに未曾有の規模で行われたテロだったが、死刑判決の数も未曾有のものになりそれがいつ執行されるかについて僕は関心を持っていた。 麻原死刑囚に真…

沖縄県民の選択

9/30の沖縄県知事選挙は、普段あの地域に関心が低い人にとっても非常に興味深いものになるだろう。一昨年のトランプ大統領誕生の選挙、先ごろのカンボジアの総選挙、いずれも外国の勢力が投票に影響を与えたと言われているが、日本でそれが心配される最初の…

災害対応緊急措置

台風21号と北海道地震は個々にでも大きな災害だが、立て続けに起こったことでより深刻な打撃を列島に与えたようだ。直接的には21号の大雨で地盤が緩んでいたところの大地震で、地すべりや液状化は激しいものになっただろうし、間接的にはインバウンド受け入…

ブリュッセルでもイタリアン

さてベルギーから帰国の日、フライトは夜9時近くである。チェックアウト後、現地事務所の人と昼食に出かけた。さて、何にするか?おひとり様ではないが「孤独のグルメ」っぽいシーンである。昨年オランダのハーグでの似たようなシチュエーションでは、中華…

「人が替わる」シーン

今回ブリュッセルへの出張、せっかく12時間のフライトでいくのだからということで、メインの会合のほかいくつかの会議を企画してもらった。公式会合では同時通訳がつくことが多い。個別団体・企業への訪問では、逐語通訳の人を現地で雇うこともある。仮に出…

AV-8BハリアーⅡ

沖縄本島東の太平洋で、海兵隊のハリアー攻撃機が墜落した。ホーカー・シドレー・ハリアー戦闘機の初飛行は1966年であるから、ちょうど半世紀前。艦載型(シー・ハリアー)も開発され、1982年のフォークランド紛争では、「ハリアー英国を救う」と活躍をたた…

適正な防衛費のGDP比率

ビジネスマンであることを誇りにしているトランプ大統領は、やはり成果や目標を数字で示すことを重視している。NATO(北大西洋条約機構)の首脳会合に出席した彼は、米国以外の参加国が果たすべき義務として「防衛費のGDP2%以上」を早期に達成するよう求め…