Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ブリュッセルでもイタリアン

 さてベルギーから帰国の日、フライトは夜9時近くである。チェックアウト後、現地事務所の人と昼食に出かけた。さて、何にするか?おひとり様ではないが「孤独のグルメ」っぽいシーンである。昨年オランダのハーグでの似たようなシチュエーションでは、中華レストランで炒飯にした。

 
 現地の人のおすすめは、イタリアン。ライスメニューも豊富だったが、さすがに炒飯はない。似たようなものとして、リゾットを頼んだ。ベルギーもオランダ同様、北海のシーフードがポピュラーなので海鮮リゾットを選んだ。同様も何もない。ベルギーの北半分はオランダ語圏。なんで違う国なのだろうと思うくらいだ。
 
 やってきたのは、イカスミリゾットだった。大ぶりのエビが4匹のっている。パルメザンのようなチーズ粉が皿の端に見える。そのほか、ハード系のチーズの薄切りも入っているらしい。チーズとイカスミが混じって、コクがある。イタリアンというとトマトソースが多いが、僕はそれほど好きではない。イカスミのように、コクのある味は大好きだ。

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 エビも火を通しすぎずふっくらしているのに、カラも食べられるくらいの火は通っている。非常に微妙な火加減である。真っ黒なので、コメ自身はどういう色合いや照りなのかはわからない。短粒種で、ゆで加減はアルデンテだった。
 
 世界三大料理と言われるが、なかでもフランス料理はカジュアルではない印象がある。本当はカジュアルでおふくろの味っぽいものもフランス料理なのでが、僕らにはなじみが薄い。中華でなければ、やっぱりイタリアンですかね。ごちそうさま。
 
<初出:2017.12>