Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

グランルーフのお店

 東京駅八重洲口に3年ほど前に出現した巨大な「翼」、この一帯がグランルーフというショッピングモールとして開業している。丸の内から大手町方面ではまだ再開発が進んでいるが、大丸の大規模リニューアルも成って八重洲口の工事はこれでひと段落のようだ。

 
 
 グランルーフのペデストリアンデッキからは八重洲一帯が見渡せるが、もっと興味深いのは地下1階のレストラン群。築地の寿司、北海道バル、比内鶏の焼き鳥、山形の酒菜、浅草の老舗今半(すき焼き)、仙台の牛タンとJR東日本圏内のお店が並んでいるが、京都のフレンチ懐石、神戸のワッフル、名古屋の味噌カツもある。
 
 グランルーフのレストラン街から東側へ出ると、八重洲地下街につながっている。ここで分かりにくいのが、お店のグルーピング。グランルーフに隣接している10軒あまりの店舗は「グランルーフ・フロント」で、その向かいの店舗たちは八重洲地下商店街なのだという。
 
 通常はそんなグルーピングは消費者側には関係ないのだが、問題になるのは抽選券とかクーポン券が絡んでくるとき。年末などに八重洲商店街で買い物や飲食をすると、抽選券が貰えることがあるがそれはグランルーフ・フロントのお店では貰えない。
 
 今回はその逆、グランルーフ・フロントのお店でちょっと買い物をしたら、クーポン券が貰えた。2万円買って600円分だから大したことは無いが、もちろん嬉しい。1万円で300円、2万円で600円、3万円で1,000円、4万円で2,000円というクーポンレートだという。あと2万円買うと1,400円もらえるのか・・・とふと思ったが危ない危ない。お店の手に乗るところだった。
 
 クーポンの期限は4月一杯。あと何日もないし、何に使うべきか少し悩んだ。結局、ランチに使うことにしていつものワンコインに600円足せば、割高なグランルーフのお店でもランチを食べられる。久し振りに味噌カツもいいなと思って「矢場とん」に行ってみた。ロースかつ定食が1,100円なのでぴたり(税別だったが)の価格。

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  ところが13時をずいぶん回っていたのに長蛇の列、残念ながら食べられなかった。そこでグランルーフ・フロントに戻ってランチを探し、蕎麦屋に入った。選んだのは「カキフライセット」、950円なり。広島産の大ぶりのカキが4つ、タルタルソースも程よく美味しかった。少量の蕎麦も(もともと蕎麦屋さん)手切りで、よい歯ごたえ。いつもの「小諸そば」「富士そば」とは一味違い、たまにはこういうところもいいなと思った。おや?やっぱり「お店の手」に乗ってますかね。
 
<初出:2017.5>