カレーライス(ライスカレーとの違いは僕にはわからない)は多くの日本人が好むメニューで、この道の覇者は「CoCo壱番屋」である。CoCoならぬGoGoカレーというチェーンもあるが、店舗数で遠く及ばず、一度箱崎あたりで食べた記憶があるが、美味しいとは思わなかった。ただカレー専門チェーンよりは、牛丼チェーンのカレー売り上げの方が本当は大きいのかもしれない。
最初に「松屋」が他の牛丼チェーンとの差別化で導入し、「吉野家」「すき屋」「なか卯」も今ではカレーメニューが常時ある。もちろん、蕎麦・うどんチェーンも負けておらず「富士そば」「小諸そば」「麦まる」らもカレーメニューを掲げている。昨今は、たこ焼きの「銀だこ」でもカツカレーを出すというから、驚き。
そんなカレー(異種格闘技)戦争の真っただ中で、気になる店があった。東京駅八重洲北口の地下街にある「ALPS」というカレーショップ。「東京駅でこの値段」とカンバンにあるように、時間限定ながらコロッケカレーなどが290円という破格値。うーん、CoCo壱番屋の1/2以下のお値段である。
タイムセール以外に、木曜日大盛り無料とか、月曜日カツカレー等70円引きといった価格戦術を駆使している。今日はちょうど月曜日、70円引きでこれらのメニューが500円になる。ちょうどお腹が空いていたので、だまされたと思って入ってみた。カツカレーもチキンカツカレーもある意味ありふれているので、注文したのはハンバーグカレー。サンプルによると、ハンバーグのほか目玉焼きが1個乗っている。
気づいたのは、先割れスプーンと普通のスプーンが選べること。カツやハンバーグをスプーンだけで食べるのは難しいから、もう一つ何か(箸とかフォーク)が必要になる。これは洗い物が増えるので、1本で済ませられる先割れスプーンというのはいいアイデアだと思う。ちょっと、学校給食を思い出すが。さて、食べてみたのだが、
◆合格 目玉焼き、半熟気味の良い焼き加減、ソースに混ぜるとマイルドになる。
◆当落線上 福神漬け、わるくない食感。
ご飯、単品で味わうと美味しくないが、カレーソースを混ぜるので。
◆不合格 カレーソース、コクがない。壱番屋はもちろん牛丼チェーンにも及ばず。
ハンバーグ・・・冷たく固く、何を食べているかわからない。
という具合。残念ながら、リピートする気にはなりませんでした。