Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

クレジットカードのおまけ

 最初にクレジットカードを作ったのは、まだ20歳代のころ。理由は、海外出張に行くことになったから。今の海外出張とは違い、支度金などが支給されてスーツケースなど買い入れたり、パスポートとる手続きだけでもドキドキしたものである。準備の一環として、米国では身分証明者の代わりになるクレジットカードを持っていけと上司に言われたわけである。

 
 田舎育ち田舎の大学出、配属も田舎の事業所だったのだが、運命のいたずらで東京に転勤になったのが28歳のとき。もちろん現金オンリーの生活をしていて、カードと言えば給与振り込み銀行のキャッシュカードと、行きつけの酒店の優待カードくらいしか持っていない。転勤1年目で海外出張というものが廻って来てしまって、大騒ぎである。
 
 それで入ったのが「アメリカン・エキスプレス」。理由は、申請から支給までが一番早かったから。そしてそれ以降、ずっとそのカードで通した。滅多に使うことは無かったが、確かに海外では役に立つ。いわゆるポイントなるものも、あることは知っていたが使ったことは無かった。使うほど貯まらなかったことと、ポイントを確認する手段が郵送明細だけだったからだろう。
 
 年収が増えてくると、カード会社から「ゴールドメンバーへのお誘い」というのがやってきた。特に考えることもなく、そうした。ファイナンスリテラシーなどというものは当時全く無かったということ。結婚して初めて「ポイント」なるもののことを思い出し、トラベル用品などに替えた。そのころは、定期券や旅行費用、家電品購入などでそこそこカード決済をしていたから、ポイントも貯まってきつつあった。
 
 そこで各クレジット会社のサイトで、年会費やポイント付与条件などを調べてみた。航空会社や家電量販店、デパートなど提携やポイント流通の仕掛けがあり結構複雑だが、趣味半分で有利不利を分析してみた。すると今のカードより割のいいものがいくつもあることに気づいた。それで数年前、30年以上続けたAMEXを解約し、某銀行系に替えた。1枚では不安なので、バックアップとして量販店系と通販系の2枚(いずれも年会費無料)も入会して、現在は3枚体制。メインは銀行系のマスターカードである。

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 するとAMEX時代より、ポイントの貯まり具合がずっと早くなった。実感として2~3倍。今回、そのポイントがワインに化けました。チリの「Santa Alicia」6本セット。赤3本、白2本、貴腐ワイン1本。夏場なので、まず白を冷やして飲んでみたが、結構なお味。オマケと思うと、さらに美味しく感じられます。
 
<初出:2017.8>