今回のニューヨークでの出張は２日間の国際会議に出席するのが目的だが、会自体がウェットなものではないし僕は主催者でもない。ディナーに付き合う必要はなかったから、３泊の間同じ店に通いいろいろなものを食べてみようと考えた。とはいえ時差13時間のところに来ていて、体調にも気を付けないといけないのであまり重いものは避けないと、と思う。
当然１～２杯は呑むので、酔った状態でダウンタウンを歩くのも好ましくない。チェックイン前にホテル周辺を調べてイギリス・パブ風の店を見つけておいた。１日目は早め、ハッピーアワーに出かけた。頼んだのは、シェラネバダのエールとクラブケーキバーガー、後でシャルドネの白ワインを１杯。
エールは濃いめの味だが、アルコール度数はさほど高くない。キンキンに冷えていなくても美味いので、フレンチフライをケチャップにつけてゆっくり飲むには適当である。左手前はキュウリのピクルス。ちょっとすっぱすぎるかな。これは白ワインに進む前に食べてしまおう。
クラブケーキというのは、カニのハンバーグと思えばいい。先だってあるお宅に招かれたとき、初めて食べた。メリーランド州の名物だという。この時のクラブケーキはカニの身が一杯入っていてとても美味しかった。このお店のは、いまいちではある。カニ身よりもつなぎの何かの方が多いようだ。まあ、本物の手造りを最初に食べた僕が悪かったということ。
それでも、オニオンやトマトと一緒にタルタルソースで食べるとそれなりの味でした。これで約$35なり、１晩目ごちそうさまでした。
＜初出：2017.7＞
