Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

テルアビブを食べる

 今回滞在したのは、イスラエルの中心都市テルアビブ。日本人には物騒な都市との印象があるかもしれないが、地中海の東の端綺麗なビーチが広がるリゾート都市でもある。最寄りのベン・グリオン空港はやや内陸にあって、パレスチナにも近い。空港は厳重な警備の中にあって、再三呼び止められたり二重三重のチェックがある。それをかいくぐって迎えの車に乗り、フリーウェイで30分くらいのはずが、やはり渋滞にはまって1時間近くかかった。

 

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 ホテルはシェラトン、名前は立派だが内装はアメリカンビジネスホテルの高級クラス程度。まあ値段もそのくらいである。ただ立地は南北に伸びるよく整備された砂浜沿いであり、リゾート気分には浸れる。さてその日の会合も終わり、夕食をどこで摂るかが当面する課題になった。今日はあまり遠出する気にはなれず、フロントで聞くとビーチにステーキなど色々食べられるレストランがあるという。
 
 行ってみると、ビーチの中にテラス席で料理を出す店があった。テラスにはこの時期(冬季もしくは早春)ビニールカーテンがかぶせられていて、外気は肌寒いが中は暖かい。イスラエル料理を食べたいとは思ったが、ユダヤ人としてのこの国は紀元前66年ローマ帝国支配下に入り、以降国を失ったユダヤ民族は各地に散っていた。それが第二次世界大戦イスラエルが建国されたので、人種的にも出身地も多様な人たちが集まっている。拠り所は「ユダヤの教え」だけと言ってもいいので、伝統あるイスラエル料理というものにはお目にかかれない。
 

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 まずは地ビールを頼み、ミニサラダに続いて牛肉のカルパッチョを前菜として選んだ。合わせたのはこれも地元イスラエルの白ワイン。モモ肉だろうか薄切りにしてあって、バルサミコ酢をかけ、トマトやパプリカが添えてある。一口サイズでワインのお供には好適だった。
 
 その後メインにミートソーススパゲティを食べて、なかなかのボリュームでした。お値段はひとりあたり300シェケル弱(約9,000円)、安くはないですがまあリゾート地ということで仕方ありませんね。
 
<初出:2018.3>