初めておとずれた国、カナダ。東海岸に近いトロントは、オンタリオ湖沿いの風光明媚なところだ。空港からは高速道路と言いながら渋滞がひどく、ホテルまで1.5時間ばかりかかった。今回出席する会議の会場は、中央駅やロジャース・センター（野球場：トロント・ブルージェィズの本拠地）、ＣＮタワーも至近な中心部にある「リッツ・カールトン」。いままであまりご縁のない高級ホテルである。
チェックインしたのは現地時間18:30ころ、ディナーを改めて食べる気にもならず、付近のコンビニ様の店でサンドイッチを買ってきて食べて就寝。翌朝は気分よく目覚め、朝食会場へ降りて行った。通常、僕はホテルの朝食付きプランは頼まない。割高になることもあるし「Too Much」になることも多いからだ。しかし今回は手配した旅行社が朝食付きを取ってしまった。あるものは頂こうということで、超高級なバイキングは･･･普通でした。
丁寧に案内はしてくれるものの、それは食べられるものではない。普通にソーセージやスクランブルエッグ、オレンジジュースの朝食をした。面白かったのは、白米と玄米のおかゆがあったこと。１回食事のシメに試してみたが、特に感動は無し。
会議はホテルの宴会・会議棟で行われ、会議室の外廊下には、飲み物や軽食が置いてある。そこで食べるだけではなく会議室に持ち込んで、会議中に食べているヤカラもいる。そうこうしているうちに、昼食。これも外廊下でバイキング方式。気を付けていないとカロリー過多になる。英語脳はほぼ午前中で使い切ってしまい、午後はわけのわからない話を聞いているだけになった。言い訳としては、午後は僕の専門外の議論だったこと。日本語でも分からない話を、英語でわかるわけがない。
１日目の会議が終わり、某社の幹部が夕食に誘ってくれた。日本人だけの集まりなのが、なによりありがたい。で、連れていかれたのが某社の駐在員がおすすめのステーキハウス。ホスト役の某社の人たちが、手慣れた感じでオーダーをし、前菜として出てきたのがこれ。
ステーキハウスではあるが、トロントは水産物も自慢だという。タテワリにしたロブスター、小柱のマリネ、カニの身のマヨネーズあえが上段に乗っている。下段が手前に生ガキがあり、（隠れて見えないが）イカのマリネや蒸しタコがある。少しづつ食べてみたが、どれも美味。さすがは駐在員イチ押しの店である。写真は４人前の量で、パンも付いてきているので、これだけでも十分な食事になりそうなくらいだ。
＜続く＞
