Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ボストンを食べる

 

 ボストンは港町であり、名物は海産物ということになる。欧米でディナーに出かけると大抵は肉料理を頼む僕も、ここでは魚料理を食べる。10年ほど前にボストンを訪れた時も、もっぱらシーフードを食べていた記憶がある。増してや今回は集団行動なので、参加者の多くがボストン名物を食べたいというのにご一緒することになった。
 
 世話役が選んでくれたのが「Legal Sea Food」というチェーン店。昔もこのチェーンに来てロブスターを食べたような気がする。一緒に出張してきた幹部は、ロブスターは食べ飽きたとおっしゃって巨大なカニの足にかぶりついていたことを思い出した。

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 さて今回まだこの先の行程は長いし、ソウルからタッチ&ゴーでアメリカに飛んできている。このあと東海岸から西海岸へ飛んで、最後は太平洋を渡って帰国というハードスケジュールである。ここでお腹壊したりしたら困ったことになると自重することにした。
 
 そんなわけで、前菜はクラムチャウダー。これがカップサイズ。隣の人はボウルサイズを頼んだのだが、ミニバケツくらいの容器が運ばれてきて驚いている。お値段はそう違わないのに、容量としては3倍くらいはありそうだ。ま、その分こちらはワインを1杯追加で貰うことにする。
 
 メインディッシュとして頼んだのは、フライド・シュリンプ。「エビふりゃー in Boston」というわけ。中程度(でも十分大きいが)のエビが6~7匹、フライドポテトが敷き詰めてあるのに乗っかって出てきた。たっぷりのタルタルソースが付いている。これでシャルドネをチビチビやっていることにして、ふと向かいの人を見ると・・・。

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 「ロブスター(これでも小サイズ)盛り合わせ蒸し」のようなメニューであろう。ムール貝やクラム、トウモロコシなどが敷いてあって、ロブスターの下で良く見えないがイカや魚の切り身もあるようだ。汁なしブイヤーベースのような印象。ロブスターをほじるのでいろいろ飛び散る対策として紙エプロンをしてくれるのだが、ちょっと小さすぎるような気もする。
 
 正直、見ただけでお腹がいっぱいになりそうな気がする。僕には、これを見せてもらったのと、エビふりゃーとシャルドネで十分でした。
 
<初出:2017.5>