主役と言えば、ハン・ソロとレイア姫の息子カイロ・レンが格好いい。元来悪役だが、ハンサムな悪役もいいものだ。映画を見終わり、食事も済んでひと眠りした。目覚めるとまだカナダ上空。帰路だから少々酔っぱらっても良かろうと考えながら化粧室へ。
化粧室脇には、ドリンクバーがあって3本のワインと少々のおつまみが並んでいる。食事の時は赤ワインを飲んでいなかったので、1杯とる。その後ろCA席に座っていたのが「マスター・ヨーダ」、搭乗の時にCAが抱えて乗客を迎えてくれた彼である。搭乗の時に流れる音楽も、通常のANAのものではなく「スター・ウォーズのテーマ」だった。演出は徹底している。赤ワインをなめながらおつまみを食べていると、やはりもっと呑みたくなってきた。
焼酎を持って来てくれたCAさんが、サイドテーブルを見て「これBB-8みたいですね」と言った。テーブル上には、リコーの魚眼ムービーカメラ「WG-N1」に安物の三脚を付けたものが置いてある。
動画も撮れるが静止画ももちろん撮れて、このブログにも何度か画像を使っている。防水だし振動に強いし手のひらに収まって片手で操作できるので、お遊びカメラとして3年あまり重宝している。帰路でもあり遊び心が出て、スーツケースから出して三脚を付けて置いておいたもの。一つ目の宇宙人のようだと思っていたのだが、色が似ていることもあってBB-8に見えたのかもしれない。
そう、「WG-N1」は今後も旅のお供にするでしょうから、「僕のBB-8」と呼んで連れて行くことにしましょうか。
<初出:2018.5>