今回のシンガポール出張、米国のある機関がASEAN諸国との交流のために開く一日だけのワークショップに出るのが目的。5つあるセッションのうち、最後のものに出てパネルディスカッションをすることになっていた。出てはどうかとの誘いがあったのが、開催の2週間前。まあ飛び入りのようなものだが、その時点で日時は決まっていても場所はTBD(To Be Determine)という状況。
日本でやるワークショップでもそうだが、日本のイベントのように数カ月前には企画を仕上げているようなことは米国のそれにはない。おいおい登壇者や場所が決まっていき、直前でプログラムが変わることもある。開催1週間前に開催場所が決まり、その時点で近くのホテルを予約した。場所はOrchard Road で、土地勘のあるところで良かったと思う。
前日にホテルに入ると、その時点で最終プログラムが送られてきて、案の定僕の出るパネルの出演者が変更になっている。まあ良くあることなので、「OK、僕は日本から着いたよ」と返事をしておいた。
さてワークショップ当日、会場には15分前くらいに着いた。ホテルの1室に丸テーブルが9つ。前列中央が主催者テーブル、前列右側が事務局テーブルのようだ。ひとつのテーブルは8人掛けなので、全部で72名となる。
午前、午後で入れ替わる人もいたので、のべ80人くらいの参加者があったろう。その中で、結局日本人は僕ひとり。国際会議は何度も出ているが、まったくひとりぼっちというのは初めての経験だった。ランチの雑談も含めて全部英語だったので、脳が腐りそうになった。
終了時にはへとへとになっていて、早々にホテルに引き揚げ、着替えて街に出た。近くのデパートで和食系居酒屋を見つけて「ごほうびドリンク」とした。画像は、海鮮焼うどんとシャルドネの白ワイン。シンガポールでは肉よりも魚介系が豊富、エビ・イカも大ぶりで美味しかった。いやー、疲れましたね。
<初出:2017.7>