チャンギ国際空港へは、一旦乗り換える必要はあるものの市内から地下鉄が直結していて便利である。今回もオーチャードのホテル(最寄り駅はサマーセット)から50分くらいでチェックインカウンターの前まで来てしまった。実は帰国後あまり日をおかずに米国へ出張するので、疲労をためないように気を付けている。そんなわけで帰路はビジネスクラスにした。
シンガポールは、往復とも羽田から7時間弱の実質飛行時間で着く。10時間を超えるとエコノミーではきつくなるが、ここならそんなに無理はない。昨年4月に初めて仕事で訪れて以来、気にいってプライベートで3回も遊びに行ってしまった。シンガポール航空はスターアライアンス(青い日系航空会社と同グループ)なので、スターアライアンス・ゴールドメンバーの僕は、エコノミーでも家内共々チャンギ空港のシンガポールラウンジを使うことができる。
最初のシンガポール出張はイベントに出た後、夜便で羽田に戻る必要があった。羽田で乗り換えて国内出張に直行する強行日程である。そのため、この時もビジネスクラスにした。案内されたラウンジは立派で、飲み物・食べ物も豪華で豊富だ。日本語の雑誌もあったし、トイレにはハブラシや髭剃りセットまであった。
その後、プライベート旅行の帰路ラウンジを探して入ったのだが、何か雰囲気が違う。定宿パン=パシフィックは朝食付きコンドミニアムなので、別にあてにしていたわけではないが、食べ物の種類も少ない。トイレもラウンジの外に出なくてはいけない。うーん、前に来たラウンジと違う・・・とずっと思っていた。
それが今回上記のような理由で1年ぶりにビジネスクラスに。いつものラウンジに行くと「ここではない。もっと先へ行け」という。行ってみると・・・。あ、これ前に来たラウンジだ、と思った。しかも入り口で左右に分かれていて、左がビジネスクラスラウンジ、右はファーストクラスラウンジである。
羽田・成田でも感じるのだが、拡張工事をしているのにラウンジの混みようがひどい。これは搭乗客の増加だけではなく、エコノミー客にも条件(スターアライアンス・ゴールドメンバー等)によってラウンジを使えるようにしたり、有料で使えるようにしているからだと思う。だからチャンギ空港のシンガポール航空ラウンジは三段構えにして、ビジネスクラス・ファーストクラス客の待遇を守っているのだろう。いつか、右手のファーストクラスラウンジに行けたらいいですね。
<初出:2017.7>