今回のバンクーバー旅行、一つの目的は避暑である。日差しは強いが最高気温25度、街中を抜ける風も心地よい。逆に朝などは放射冷却もあって冷え込み、12度くらいの時もあった。しかし最大の目的は、農業大国カナダでお肉を食べること。よく日本橋のハナマサや平塚のロピアで豚肉を買うのだが、これは大体カナダポーク。今でも100gあたり100円以下で手にはいるし、大変美味しい。
今回は豚ではなく、牛肉が食べたい。コンドミニアムから2ブロックのところに「IGA」という高級スーパーマーケットがあったので、主としてここで食材を調達。シックカットのサーロインが第一目標だったが、手ごろなTボーンもあり、薄切り肉などバリエーション豊富な牛肉を毎日のように買ってきて焼いた。
コンドミニアムにはGEがまだ「ものづくり企業」だったころの巨大なオーブンがあり、オーブンに入れるプレートなども充実していたので、お肉を下ごしらえして野菜などとプレートに並べ、適当な時間加熱すれば一丁上がりというわけ。
チンゲンサイ風の野菜、ニンジン、トマト、ジャガイモ、アスパラ、マッシュルーム、エリンギなど家内が下ごしらえしてくれて、僕がお肉に塩コショウとスジ切りをしたものと一緒にプレート上に並べた。左側がシックカットのサーロイン、右側はちょっといびつだがTボーンである。オーブンがでかいので、この2枚を横にならべてもまだ余裕があるくらい。
で、焼き上げてみるとこんな具合。「熱いから気を付けて」と言われながら、お肉をとりわけ各々のおさらに移した。日本から持って行った、柚子胡椒、ワサビ醤油などを付けて、熱いうちにいただきました。いや、焼き立てはたまりませんね。
<初出:2018.7>