Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

アフリカナガバノモウセンゴケ

 徐々に日差しが強くなってきて、まだ寒さは残るものの太陽が温かく感じられる。当家では、なるべく多くの緑を置きたくて、ベランダに面した室内などに雑多な鉢植えを並べている。そろそろ胡蝶蘭の花芽がでてくるころでもある。

 
 週に一度くらい水遣りをし落ち葉などを拾うのはいいとして、小さな羽虫が植物に付くのでそれがうるさい。室内でもあるし薬剤などは使いたくない。一時期クモが巣を張って羽虫を捕っていたが、それも見栄えがいいものではないし巣の下に小さなゴミが落ちているのも美しくない。
 
 昨秋、家内が近くのホームセンターで「食虫植物の寄せ植え」を買ってきた。4種類植えてあったのだが、2種類は枯れたように見える。地下茎などで生き延びていてくれればと思うのだが、残り2種類は元気である。中でも「アフリカナガバノモウセンゴケ」は、どんどん大きくなって盛んに羽虫を捕まえてくれる。

 

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 新しい葉が出てきて触手のように伸びてくる。その表面に突起と粘着性の何かが付いているようで、羽虫が触れるとトリモチのようにくっついてしまう。徐々に葉が成長して虫がたくさん付いてくるころ、葉が内側に曲がり始め虫たちを包んでしまう。
 
 そしてとっくに死んでいるであろう虫たちをゆっくり消化するのだと、ものの本に書いてある。特段世話もいらず時々水をあげればいいのだから、室内ガーデニングのお掃除係としては適任である。もう少し増やして、いろいろなところで虫掃除をしてもらうことにしました。
 
<初出:2017.2>