Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

キラーコンテンツとしてのプロ野球

 プロ野球のキャンプも終盤に差し掛かり、そろそろオープン戦も始まるようだ。本州はまだ寒い日があるが、まさに球春というわけ。松坂大輔投手がテスト入団(推定年俸1,500万円)した中日ドラゴンズ、キャンプも盛況で経営的には「もう元が取れた」ような雰囲気である。昨年5位に沈んだ暗さは、少なくとも今の時点では全くない。

 
 今年はWBCはないがこれからオープン戦、ペナントレース開幕、セ・パの交流戦、オールスター戦、クライマックスシリーズ日本シリーズと続く長い1年間になる。全てのファンは、ひいきチームや選手の活躍を期待していることだろう。しかし熱心なファンといえど、そうそうナマでゲームを見られるわけではない。時間的、空間的制約が大きい現代人は、球場に足を運ぶのは難しい時には、メディアを通じてゲームを観戦することになる。

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 メディアも、従来の新聞、地上波TVに加えBS等を使った新しいチャンネル放送が参入してきて激戦になっている。
 
 
 「DAZN」は新興のスポーツチャンネルで、これまで、広島カープやDeNAベイスターズの放送を手掛けていたが、今シーズンからその枠を11球団に拡大するという。あれ日本のプロ野球は12球団じゃなかったけと思いきや、やっぱりあの球団だけはコンテンツ提供してくれないらしい。
 
 かつては読売ジャイアンツのゲームはキラーコンテンツだった。神宮球場の年間指定席は、企業が接待用に購入しジャイアンツ戦以外は捨てていたこともある。僕はそのおこぼれで、ドラゴンズ対スワローズを何回か年間指定席で見た。
 
 もちろんTV放映もキラーコンテンツ、視聴率は抜群だった。ジャイアンツ戦はどの地方でも放映されるので、地方でもファンが多かった。今は視聴率も今はガタ落ちだし、キラーコンテンツとしての面影はもうない。球団オーナーさんに申し上げたい。もう特別意識はやめにしませんか?12球団横一線で、プロ野球を盛り上げましょうよ。
 
<初出:2018.2>