Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

「箱根そば」の春の付け蕎麦

 すっかり春から夏の陽気になりつつある。外を歩いていると汗ばむし、上衣が邪魔になってくる。こうなるとランチはどうしても冷たい蕎麦がメインになる。でも各チェーン店では、季節ものはまだ春メニュー。どういうわけか、海老が目立つ。「小諸そば」は海老天1本サービスの天丼/天丼セットを売りにしているし、「富士そば」は海老天そばを特別価格で出すと言う。

 
 休日にまたBook-off巡りをしていて、今回は茅ヶ崎にやってきた。ここの特徴は、昔ながらの本格翻訳もの探偵小説がよく出ること。付近に、そういうものが好きな人が多いのかもしれない。装丁が古くて懐かしさを感じさせるが、当然本の品質としては経年劣化が激しい。しかしすでに絶版になっているものが見つかることもあって、時々は顔を出している。
 
 今日も2冊ほど仕入れて、さてお昼時。「松乃屋」や「日高屋」も駅前にあるのだが、もう少し軽いものにしたい。そこで「箱根そば」に入ってみた。茅ヶ崎店に入るのは初めてである。4席と立ち席7~8人分の小さな店。春メニューとして、タケノコと海老フリッターの付けそば(500円)が目についたので、この食券を買う。

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 もり蕎麦風だが、これで1.5玉あるとのこと。つけ汁には、小さめの海老天が5つばかり、茹でたタケノコのスライスが数枚入っていて、アオサときざみネギがトッピングされている。蕎麦は今回はそれほど固くない。つけ汁はアオサの風味が効いていて、清涼感がある。
 
 ワサビやとうがらしのような追加の薬味は付けないで、アオサ風味で最後まで食べた。タケノコは時機のもの、やや香りは薄かったですが食感十分。残念だったのは海老のフリッター、食感も風味もいまいちで、冷凍小エビを揚げてもう一度冷凍しておいたような(失礼)気がした。まあ、ワンコインですから文句は言えませんけれどね。
 
<初出:2018.5>