Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ビジネスランチ(琥珀宮)

 あまりないことだが、外部からランチに誘われることがある。業界団体で何人かで会うのとは違って、1対1か多くても4人までだ。目的は情報交換。相手は(僕と違って)忙しい人のことがほとんどである。彼らは夕食の場は企業/団体同士の複数人の会合に充てることが多いし、朝食の場は勉強会に充てることもある。

 

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 だから1対1で、本音の情報交換をしたいときなどはランチの場を使う。まあ、たまにはあいつのいうことでも聞いておくか、ということ。今回呼ばれたのは、皇居を見下ろすパレスホテルのレストラン「琥珀宮」、中国飯店グループの中華料理店で、広州・上海・四川料理の名店らしい。中国三大料理をみんな味わえるというのは有難いが、専門がないということでもありいかにも日本人向けにしましたという感じ。
 
 中国飯店グループは1ツ星をとっているそうで、お味の方は本物である。まずお茶を頼むと、卓上のランプに火が入り、ジャスミン茶を入れた白い陶器がその上に乗せられて、保温されてサーブされる。3品が盛られた前菜に始まり、焼売・餃子・肉まんなど5品の点心が続く。
 
 メインと思しきものは、エビの炒め物。フクロタケやアスパラ、ニンジン等が混ざり合ってブロッコリーが添えてある。脇にあるのはザーサイである。僕は子供の頃から、メンマは好きだったがザーサイは苦手だった。それも本物のザーサイを知らなかったからで、今は本物ならだが好きになった。

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 食事のシメは、僕の大好きな炒飯。高菜と豚肉を細かく刻んで混ぜ込んでいる。その後、シャーベットとエスプレッソに進んだ。失礼ながら、街中食堂の中華とはまるきり違ったものだ。まれでいいので、こういうもので舌をレギュレートしておかないと、街中中華の評価もできませんね。・・・いやもともとセンスがないので無理かも。
 
<初出:2017.12>