沖縄に旅行にいくようになって６年になる。その年の夏に仕事で短い滞在をし、気に入ったのがきっかけになった。最初は、仕事で使ったのと同じ那覇市内のホテルをとった。街中を歩いていて、Ｂ＆Ｂやウィークリー・マンション、バックパッカー向けなど多様な宿泊施設があるのがわかった。そこで、２度目の旅行用に、次のような条件のところを捜してみた。
・那覇空港から１時間程度で行けること。
・キッチン付きで、自由に料理ができること。
・徒歩圏内にスーパーマーケットがあること。
・まあ、リーズナブルなお値段であること。
すると･･･ありました。ありました。ムーンオーシャン宜野湾。那覇空港から車で約40分、宜野湾マリーナに面している大規模なコンドミニアムホテルである。６４㎡の１ＬＤＫタイプとゆったりしていて、キッチン設備も良く、ビューバスまでついている。
徒歩２分で24時間営業のスーパーＵＮＩＯＮに行けるので、買い物には不自由しない。のちにサンエー（沖縄のスーパーチェーン）が、東急ハンズやカルディも入れたショッピングモールを開き、より便利になった。例えば、お部屋ですき焼きやってみた。
この６年間、宜野湾市の変化を見てきた。那覇と名護を結ぶ幹線国道５８号沿いには米軍関係の家具店・古着店・雑貨店などが並んでいるが、古びていて閉まっているものも多いようだ。それに反して５８号線の西側は、早いペースで発展しつつある。毎年新しい道路ができ、バス路線が増え、飲食店や食料品店・クリニックなどが増えていく。田芋（ターンム）畑は埋め立てられ、リゾート・マンションが建つ。
そして５８号線の東側を登っていくと、米軍のフェンスに行き当たる。その向こうは普天間飛行場である。
＜初出：2016.6＞
