最後にコンピュータカンファレンスに行ったのは、もう25年ほど前になるだろう。ラスベガスで毎年秋に開催されていた「COMDEX」だったと思う。かつてはそれそのものは何も芸をしないメインフレームが中央に鎮座していて、先進的なコンピュータ技術に皆が群がっていたこともある。その後、ワークステーションやPCに注目が移り、主役はソフトウェアやサービスになっていった。
最後にコンピュータカンファレンスに行ったのは、もう25年ほど前になるだろう。ラスベガスで毎年秋に開催されていた「COMDEX」だったと思う。かつてはそれそのものは何も芸をしないメインフレームが中央に鎮座していて、先進的なコンピュータ技術に皆が群がっていたこともある。その後、ワークステーションやPCに注目が移り、主役はソフトウェアやサービスになっていった。
隆盛を誇ったIS(イスラム国)も、イラク第二の都市モスールでは封じ込められ、シリアの最大拠点で首都とも位置づけるラッカの陥落も近いと報じられている。中東における攻勢はしばらくありえないだろう、という観測は正しい。しかしエリアを失おうともその思想を根絶するのは無理な相談で、また違うところで頭をもたげつつある。
ひとつには、アフガニスタン。アレクサンダー大王東征以来、紛争の絶えない地域である。かつての大英帝国も、ソ連もかの地で手痛い敗北を喫して国力を弱めた。このところ旧アルカイダ勢が息を吹き返してきて、紛争が激しくなっている。ドイツは難民のうちで、母国が安全になった場合には送り返す(強制送還!)ようにし始めたが、アフガニスタンへの送還は一次停止している、
もうひとつはフィリピン。ドゥテルテ大統領の地元ミンダナオ島は、昔から扮装地域である。比較的キリスト教徒が多く、少数派のイスラム教徒はしいたげられてきた過去がある。ミンダナオ島を独立させようという武装勢力もいて、これが資金源として麻薬などに手を出した関係でダバオ市長だったドゥテルテ氏が鎮圧にあたったわけである。
隠れるところの少ない中東の砂漠と違い、ミンダナオ島はジャングルが深い。ゲリラが活動するには適当な地勢環境である。ISの残党と思しきヤカラが入ってきて、元からいる武装勢力と一緒になってテロを始めたのが数カ月前。しばらく前に、ドゥテルテ大統領は島内に戒厳令を布いた。事実上の内戦状態である。
先日の政治討論番組で、識者が「インドネシアもマレーシアもバングラデッシュも、イスラム国家である。潜在的なISの入る余地はあるが、いじめられているイスラム教徒ということでは、フィリピンとミャンマーがISの目標だろう」と言っていた。それなりの権利が認められていれば、イスラム教徒はむしろ穏健な宗教だと彼らは言う。追い詰められると、本来の教義を外れたIS思想にかぶれ易いということだ。
僕自身過去6~7年ミャンマーへ何度も足を運び、現地のICT教育に協力してきた。日本に来るミャンマーの人たちともよく会っている。しかし、ロヒンギャの話は報道されるまで聞いたことがない。正直一般のミャンマー人の意識にはないようだ。
いまどきこんな小説を書いて懸賞に応募したら、
「カビの生えた設定で、とても新人のフレッシュな作品とはいいがたい」
「横溝先生への傾倒はわかるが非現実的で、読者に受け入れられるものではない」
「70年ばかりタイムスリップさせてもらって有難う。皮肉だが」
などと割合温厚な選考委員からも酷評されるのは目に見えている。そんな事件が、国民的にも有名な富岡八幡宮宮司の一家に起きた。
元来お酒は大好きだし、若いころは何かの機会があれば飲みに行くというのがビジネスの常識だった時代でもあった。当然のように、飲酒量は増えていく。30歳代半ばで、最初に人間ドックなるものに行ったところ、「肝臓がお疲れですね」とのご託宣。さもありなんと考え、二次会で飲んでいたストレートのバーボンをオンザロックに替えた。