いまどきこんな小説を書いて懸賞に応募したら、
「カビの生えた設定で、とても新人のフレッシュな作品とはいいがたい」
「横溝先生への傾倒はわかるが非現実的で、読者に受け入れられるものではない」
「70年ばかりタイムスリップさせてもらって有難う。皮肉だが」
などと割合温厚な選考委員からも酷評されるのは目に見えている。そんな事件が、国民的にも有名な富岡八幡宮宮司の一家に起きた。
古来の日本人の魂という人もいる日本刀というアナクロな武器を使っていることや、首や胸など急所を狙う残忍な手口、犯行後共犯の妻をも殺し自殺するという展開等々どれをとっても信じがたいことばかりだ。あげく、怨霊となり祟り続けるという脅迫状まででてきた。今後、深川八幡祭りが挙行できるかさえ危ぶまれている。
https://www.nikkansports.com/general/news/201712120000153.html
https://www.nikkansports.com/general/news/201712120000153.html
日本社会では、血縁の家制度、地縁の檀家制度などが崩壊しているか、しつつある。神職と言われる家系やその傘下の組織も危うくなっているのだろう。NINJAの父親も、地元の神社への協力・奉仕を80歳近くまで止めなかった。
この事件、古い日本の「終わりの始まり」のような気もするのですが、考えすぎでしょうか?それとも、僕が怨霊に祟られる?
この事件、古い日本の「終わりの始まり」のような気もするのですが、考えすぎでしょうか?それとも、僕が怨霊に祟られる?
<初出:2017.12>