Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

新しい店(ビストロ・クレアンテ)

 日本流のカレーライスは具材を炒めるのに油を使い、ルウにも小麦粉が使われている。見た目よりカロリーが高い。これにトンカツなどを乗っければ、体重増加一直線になってしまう。若い頃は「CoCo壱番屋」によく通い、「メンチカツと野菜のMIX、1カラで400g」などと注文していたのであるが、最近は遠慮していた。


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 しかしこの夏、函館で「小いけ本店」のカレーライスを食べて、ちょっとだけ目覚めてしまった。それから1回/月くらい食べるようになったが、特段体重に変化はない。この料理は本当に「なんでもあり」なので、多種多様なものが巷にあふれている。牛丼チェーンの全てにこのメニューはあるし、「松屋」などは昔からこれを「吉野家」への差別化メニューと位置付けていた。
 
 今回ランチを何にしようかと八重洲地下街を歩いていて、いつもは素通りしている「ビストロ・クレアンテ」の前で足を止めた。この場所、以前はトンカツのチェーン店だったような記憶がある。それが、洋食屋さんになって、床面積の2/3ほどがアンガス牛ステーキなどをテーブルで注文する店。残りが写真のように、食券の自動販売機を備えたカウンターである。

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 カウンター部分では、手軽にカレーとパスタを食べることができる。気分はカレーだったので、一番大きな写真で宣伝している「チキンカレー」(780円)の食券を買った。食券を受け取ったのは日本人だが、キッチンの中にはインド人と思しき料理人もいる。運ばれてきた皿には、チキンの大き目のぶつ切りが2つ入っている以外はかすかにタマネギらしきものが見えるだけ。よく煮込まれているようだ。
 
 テーブルにある福神漬けを少し添えてソースを味わうと、「う!辛い」。確かに店頭には「辛め」と書いてあった。「CoCo壱番屋」の辛さ基準からすると、3カラあたり。僕が普通に食べられる上限値である。それでも食べているうちに旨味を感じられるようになるのがいい。舌がしびれて、だまされているのかもしれないが。
 
 しばらく前、「松屋」のカレーを辛いだけだと思ったのですが、さすがにこれは違いました。ただあれだけ辛いのですから、もう少しご飯の量があると良かったですね。
 
<初出:2018.11>