Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ワンコインランチ(肉富士そば)

 海外出張が前の2ヵ月で3回、全部ヨーロッパだった。ついでにスペイン旅行まで行ったものだから、渡航ということでは2回/月のペースである。どうしても和食からは遠くなるので、日本にいる間のランチはなるべく丼か蕎麦で済ませたい。

 
 そう思って今日は東京駅八重洲側にやってきた。まだ午後1時には少し間があるから、「小諸そば」を見ると、長蛇の列。一方、「富士そば」の方は列はない。そういえばこのところ「富士そば」に入っていない。別に嫌いというわけではないが、食べようと思うとその近所にもっと魅力的な店がある不運と言えるだろう。
 
 昔はよくワインコインの「かつ丼」を食べたのだが、新橋駅西でも田町駅前でも傍に「かつや」があるのでそちらに目が行ってしまうのだ。揚げ物は減らそうということで、蕎麦の類だけにしようとすると八重洲のように隣に「小諸そば」があるというわけ。だから今日は、「富士そば」らしいメニューを食べてみることにした。
 
 選んだのは「肉富士そば」、ジャスト500円のワンコインランチだ。単品蕎麦の普通盛りメニューとしては最高額のもので、これまで食べたことがない。この店で500円出すなら、「かつ丼」だったり丼+蕎麦のセットメニューを注文することが多かったからだ。

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 食券をカウンターに出し待つことしばし、番号が呼ばれて出してくれたのがこれ。厚め・大き目の海苔が添えてあって、蕎麦の上にはたっぷりの薄切りゆで豚と温泉卵、刻みネギが散らしてあってトウガラシをかけていただくことにした。
 
 豚はバラ肉、適度に脂が落ちていてそばつゆで少し温められていい具合である。ほんのり温かいくらいだと、脂の甘みが強すぎないからいいと思う。海苔は少しぶ厚すぎたかもしれない、うまく食べられなかった。途中まで蕎麦をすすったところで、温泉卵をスープに溶いてみた。卵は少し火が通りすぎていて、スープに溶け込ませるのは難しかった。
 
 初体験の「肉富士そば」、ある種の看板メニューのように感じた。確かにガッツリ食べて力つけたい向きにはいいメニューだろう。温泉卵も嬉しいのだが、食後の感覚として、蕎麦の印象がとても希薄。もう少し固めのを、大盛りにしていたらあるいは良かったかもしれませんね。
 
<初出:2019.2>