Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

亀田支所周辺(後編)

函館市街中心部に向かって流れている川の一つが「亀田川」、この川は多くの地域を経て漁火通りで津軽海峡に注ぐ。だから、街のそこかしこに「亀田」と名の付いたところがある。この交差点の付近も亀田というところで、交差点の西に中央のものよりはやや小ぶりだが、立派な「支所」がある。


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 亀田支所の付近には吉野屋、CoCo壱番屋ラッキーピエロなどの店舗もあって、五稜郭からここに来るまでの沿線の寂しさは感じられない。僕らがバスを降りた交差点には、銀行、家電量販店、病院もある。その先、東の方を見るとどこかで見たような巨大な看板「驚安の殿堂、MEGAドンキホーテ」である。
 
 さらにその先にはイトーヨーカドーもある。いずれも巨大な駐車場を持っているようで、ひっきりなしにマイカーが出入りしている。亀田支所周辺には、もっといろいろな施設が集まっているかと思ったのだが銀行や病院などがそれなりにあり、巨大ショッピングセンターがあるところだった。車でやってきて最低限必要な用足しをすることはできるが、街を形作るところまでは行っていない印象である。
 
 事実上の街の中心は、やっぱり「ドンキ」。地上2階、地下1階の非常に広いショッピングセンターで、東京によくあるせせこましい店舗ではない。ブランドっぽいテナントも、フードコートも、専門的な飲食店も、100円ショップもある。ドンキホーテは閉鎖した店舗の建物をそのまま居抜き的に利用して出店コストを抑えている。一体こんなにでかい店舗って、閉鎖前は何だったのだろうか?

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 多分この建物が建った当時は、このあたりは典型的な郊外。郊外型の大規模店舗と言えば、ダイエーだったのかもしれない。新しい函館の中心街を探そうとしてやってきた今回のトリップだが、北の方面に居住域が拡大した人たちにとっての「郊外型巨大ショッピングモールを中心にしたエリア」を見つけて終わった。それでも懲りずに、新しい函館を探すつもりでいますけどね。
 
<初出:2018.8>