Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

日高屋の「中華そば」

 吉野家ホールディングスが赤字を計上するなど、外食産業の苦境が目立ってきた。食材の相当量は輸入だから、長期化する円安がボディブローで効いてきているし、人手不足による人件費高騰でコストアップが痛い。一方売り上げの方は、過当競争で値上げが難しく「定期券」や「パスポート」などいろいろな手を打っても伸びは少ない。

 
 そんな中、ハイディ日高の3~8月期決算も増収ながら減益になった。アルバイトの時給を20円ばかりあげるそうだし、ここも人件費には悩んでいるようだ。かつて290円ラーメンで有名だった「幸楽苑」は値上げしてから影が薄くなり、いまや「いきなりステーキ」に飲み込まれてしまいそうだ。だから「日高屋」も、カンバンの390円中華そばの値段据え置きには頑張っていると思われる。
 
 
 この日は新橋駅から虎ノ門方面に歩いていて、「日高屋」の前を通りかかった。霞ヶ関の会議は午後2時から。今1時20分だから、ここで昼食にしよう。もう混み合うという時間帯ではない。カウンターに座って、そのカンバン中華そばを食べることにした。しかしちょっと空腹なので麺は大盛りにしてもらおう、それに餃子もつけよう。(この時点で糖質抑制などは消し飛んでいる)

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 ここは会計するとサービス券をくれて、麺もしくはご飯が大盛り無料になるサービスをしている。先日紹介した「大戸屋」のカロリーを意識した五穀米などとは、コンセプトが異なる。まずは低価格でお腹いっぱいになってもらおうというわけ。中華そば390円に、餃子3個130円で、520円なり。空腹時でも、これで十分満足できる量だ。
 
 久しぶりに食べた「日高屋」の餃子、まあ普通の味で、お値段相当だと思う。この店のメニュー、値段、内容を考えると、メニューは絞り込むけど普通の味で量は多め、お値段は抑えてというコンセプトのようだ。その代わりと言ってはなんだが、アルコール飲料メニューは充実している。(飲んだことはないが)
 
 駅前を中心に、お値段含めて手軽に飲食できる街中中華食堂です。出歩くのが多い僕にはありがたい存在ですが、こころなしか中華そばの味が落ちたような気がします。カロリーも過多ですし、ちょっと控えるようにしましょう。
 
<初出:2018.11>