Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

究極の重ね食い

 ある休日の昼過ぎ、ふらりとやってきた熱海駅前で昼食をとろうと思った。一時期の閑散としていた風情はなく、駅前の改修も終わってすごい人込みである。駅ビルもしばらく前に建て直され、ラスカとなった。1階はお土産物やお弁当、地元の野菜も売っている。2階には100円ショップやカフェ等、3階にリゾート物件を扱うお店と何軒かのレストランがある。

 
 伊豆らしく魚料理の店、海鮮居酒屋、パスタの店と並んで「五味八珍」という中華レストランがある。これは有名な浜松餃子の店である。ひさしぶりに餃子もいいなと思って入ることにした。案内された2人用テーブルの番号は55番、奥の方はよくわからないが相当広いようだ。

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 昼時を大分過ぎていたから少しは空席があるが、このフロア全体も相当の賑わい。さて今朝は軽く済ませたし、時間も遅いのでお腹が空いている。ここの特徴はフライパンに円形に並べた焼き餃子、ゆでたモヤシをトッピングしてある。かといってビールを呑むわけではないので、餃子だけでは十分ではない。いわゆる「重ね食い」だが、セットメニューを見ることにする。
 
 ラーメンとのセット、チャーハンとのセットもあったが、少しは軽いだろうとつけ麺を選んだ。つけ麺と餃子のセット、1,069円なり。調理場では「餃子一丁!」などと、威勢のいい声が飛んでいる。しばらくして運ばれてきたものを見て驚いた。小振りとは言え、ご飯までついている。
 
 美しく並べられた餃子は熱々でジューシー、ぎっしりと具が詰まってさすがである。つけ麺の汁はちょっとピリ辛、麺は「アルデンテ」。意外だったのが、余計ものと思ったご飯。ふっくらとして美味しかった。
 
 期せずして究極の重ね食いをするハメになったのですが、思ったよりはずっと美味で満足感があftあ。さすがに1,000円を超えるランチだけのことはある。まあ胃の方は、満足感を越えて満腹感200%でしたが。
 
<初出:2018.6>